ブリヂストンの浜島裕英モータースポーツタイヤ開発ディレクターは、マレーシアGP決勝の戦略について、予選と同じく路面コンディションが大きな影響を与えると考えている。
決勝のタイヤに関する戦略について浜島氏は、「どちらのドライタイヤもデータはかなり収集できています。ソフトの方が速く、クルマが軽い時に一番優れた性能を発揮しますので、ドライコンディションでレースがスタートすれば、大勢がハードタイヤでスタートするでしょう。スタートがウエットの場合は、路面の濡れ具合や、水たまりがあるかないかにもよりますので、何とも言えません」と、予選同様に天候による路面コンディションが大きな影響を与えると考えている。
今シーズンは予選トップ10のマシンはタイムを出したときのタイヤを決勝スタート時に装着することになっているが、今回は予選がウエットコンディションだったので、明日は全員が自由にスタート時のタイヤを選択できることになっている。
「明日も今日のような天気になれば、正しいタイヤを選択することが大きな差を生むでしょう」と浜島氏は語っている。
