プジョースポールの代表、ブルーノ・ファミンは、世界ラリークロス選手権の方がより価値が高く、WRCに復帰することは当面ないと語った。英国オートスポーツ誌が伝えた。

 WRCから撤退後、昨年はパイクスピークでセバスチャン・ローブを走らせるなど話題を作ったプジョースポール。ラリー活動ではR5規定のプジョー208T16をデビューさせてはいるが、ERCなどの地域戦止まりとなっている一方、今季から世界戦に昇格したラリークロスでは、ハンセン・モータースポーツをワークス支援。また来年のダカールでは2008DKRを投入することも明かしている。

「現在のWRCは、見どころがない」とファミン。「WRCは、南米の2戦を除けばヨーロッパ選手権。世界が狭すぎる。世界ラリークロスはアルゼンチン、カナダ、トルコ、将来的にはロシアと、シナリオとしては私にはこちらの方が魅力的だ。WRCの将来はとても複雑になるのではないか」

 ファミンはフォルクスワーゲンのように選手権を圧倒しているマニュファクチャラーに勝つとしても、プジョーが復帰する価値が見いだせるとは思えないという。

「フォルクスワーゲンに勝つには4000万ユーロは必要だが、我々にそんな予算はない。もしやったとしても、それだけの価値があるのか?」

「私が聞いたところによれば、フォルクスワーゲンはWRCに復帰したことに満足していないそうじゃないか。彼らがあと何年参戦を続けるのか、疑問だね。なにより、迫力のある映像をTVで届けるプロモーターが必要なのに、残念ながら誰もそれを果たせそうにない」

 WRC参戦時代は48勝を収めてきたプジョー。その間、マニュファクチャラーズタイトルを5回、ドライバーズタイトルを4回獲得した後、2005年にWRCから撤退した。

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