セルジオ・ペレスさんに相談・質問するコーナー、「ペレスの燃える人生相談」第8回。ごぶさたしました! 今回は春にふさわしいテーマで、「新しい職場でうまくコミュニケーションを取るにはどうしたらいいか?」というお話をペレスさんにうかがってみました。
第8回「新しい職場でうまくコミュニケーションを取るには?」
いつもチェコの走りに勇気づけられています。
職場で部署を移ることになったのでアドバイスをお願いします。セルジオ選手は移籍先のチームのメンバーと初めて会う時、どのような事を意識していますか? 最初からうまくコミュニケーションを取るコツをアグレッシブに教えてください!(gogo! Checoさん)
「フレンドリーでありつつ、距離感を大事に」by ペレス
「そうだね、F1でチームを変わるというのはみんなが思うよりも大きな変化で、言うなれば住み慣れた家を引っ越して新しい家で暮らし始めるようなものなんだ。実際、チームによってそれぞれが違う家族のようなものだし、それぞれの家によってしきたりとか慣習が違っていて、自分の暮らし方も変えていかなければならない。引っ越しをして住む街が変われば生活のスタイルやご近所づきあいの方法をその街に合わせなきゃいけないようなものかな」
「そんな環境の中で新しい職場にうまく溶け込むために大切なのは、とにかくフレンドリーであることだね。特にF1は小さな村だから、誰とでもフレンドリーに付き合っておかなければ、いつどこで思わぬ事態に巻き込まれないとも限らない。それはみんなの職場でも同じようなことが言えると思う」
「それから、自分がどういう風な人間だと思われたいか、ということをきちんと意識しておくということ。それを念頭に置いて行動すれば、そのうちそれが現実になって周りからそういう風に見られるようになるものなんだ」
「正直言って、1年ごとにチームを変わるというのはあまり良いことではない。以前はできればずっとザウバーにいたいなと思っていたくらいさ。2012年にデビューしてから、とても良い関係を築けていたからね」
「マクラーレンとフォース・インディアは結構似ていて、やはりイギリス的な雰囲気だなと感じる。それに比べるとザウバーはスイス的で、チームの雰囲気も全く違っていた。言葉でうまく表現するのは難しいけど……」
「どのチームもフレンドリーなんだけど、フレンドリーさの種類が違っていて、マクラーレンやフォース・インディアはイギリス的、ザウバーはスイス的なんだよね。そういう相手の距離感みたいなものの違いをきちんと感じ取って、こちらもそれぞれに合わせたアプローチをすることも重要だと思うよ」
“スイス的なフレンドリーさ”って分かりづらいですが、ペレスさんがザウバーが大好きだったことだけは確かなようですね。
そんなペレスさんも今年でフォース・インディア2年目。もうすっかりチームになじんだころでしょうが、今年はレースエンジニアが昨年担当のジャンピエロ・ランビアーセさんからティム・ライトさんに変更になりました。
レースエンジニアとうまく意思の疎通を図るのはとても大切なこと。去年のクリスマス前にティムさんを紹介されたペレスさんは、それからすぐにテレビ会議やEメールなどを使ってライトさんとコミュニケーションを密にとり、開幕までにいい関係を築くため努力したといいます。
今年は苦しい戦いが続いているフォース・インディアですが、そういう皆の努力が実って今後向上していくのを楽しみにしていましょう。ちなみに前戦のバーレーンGPでペレスさんは11番グリッドから8位入賞、「自分にとってベストレースのひとつ」と喜びました。今宮純さんからの評価も英AUTOSPORTからの評価も上々でしたよ!
