マノー・マルシャは、チームの技術コンサルタントとして以前メルセデスのテクニカルディレクターを務めたボブ・ベルと契約したことを明らかにした。

 F1のベテランエンジニアで、ルノー時代にはチームプリンシパルも務めたベルは、2013年末までメルセデスAMGでテクニカルディレクターを務めていたが、2014年11月に“会社外の新しい挑戦”を追い求めるために正式にブラックレーを後にした。

 マノーは、ベルが「チームの再建および意欲的な長期計画の策定において、豊富な業界経験をもとにしたサポートとマノーのトップマネジメントへの助言を行う」と述べ、技術コンサルタントとして彼の協力を仰いでいくことを認めた。

 チームは先月、元ケータハムのジャンルカ・ピサネロをチーフエンジニアとして獲得したほか、以前トロロッソでチーフデザイナーを務めていたルカ・フルバットを新たにデザイン部門の責任者としてリクルートするなどエンジニアリング部門の強化に取り組んでいる。

「我々の焦点は、今シーズンを通してチームの基盤を作り直し、チーム内の能力を高めることだ」と、チームプリンシパルのジョン・ブースは語っている。
「我々は残る2015年シーズンでパフォーマンスの最適化に努めるとともに、2016年以降という次なるエキサイティングな章にも目を向けることができる」

 ベルは今年3月、ルノーの外部コンサルタントとして働いていることが報じられている。

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