シトロエンから世界ラリー選手権(WRC)に参戦しているクリス・ミークが先月、フランクフルトにあるヒュンダイ・モータースポーツのファクトリーを訪れたと英AUTOSPORT.comが報じている。これにより、ミークがヒュンダイのティエリー・ヌービルからシートを奪う可能性が浮上した。

 今シーズンでWRC参戦13年目を迎えたミークは、今季第4戦アルゼンチンで待望の初優勝を獲得。しかし、それ以降はクラッシュなどが相次ぎ苦戦。チーム代表のイブ・マトンから批判を受けていた。

 そのミークとシトロエンの契約は今シーズン終わりに期限を迎えるが、シトロエン・モータースポーツ代表のイブ・マトンはシリーズが終了するまで契約に関する議論は行わない方針を明らかにしている。

 一方のヌービルは来季末までヒュンダイと契約を結んでいるものの、チームはヌービルの速さに疑問を抱きつつあり、ヌービル自身も最終戦ラリーGBでヘイデン・パッドンがワークス起用されることに強い憤りを感じているという。

 チームに対する不満が高まっているにも関わらず、ヌービルはヒュンダイとの契約を解除できず、来季もチームに留まり続けるものと多くの関係者がみている。しかし、シトロエン・モータースポーツ代表のマトンやMスポーツ代表のマルコム・ウィルソンらは、度々ヌービルに対する関心の高さを口外している。

 ヒュンダイのファクトリーを訪れたことについて、ミークは英AUTOSPORT.comに対し「特に言うことはない」とコメントした。

「僕の望みは、来年もWRCに参戦するべくシートを確保することだ」

「以前から言っているように、イブ(・マトン)やチームには感謝している。今の僕があるのはシトロエンのおかげだし、チームとも上手く協力して戦うことができているからね」

「確かに今年はプレッシャーを感じる場面も多い。それでも(第4戦)アルゼンチンで示したように、チームには勝てるポテンシャルがあるんだ」

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