パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムのエレクトリック・ディビジョンにエントリーしていた田嶋伸博が、微妙なウエット路面を制して同部門初優勝を果たした。

決勝日の6月30日はいまにも雨が降りそうな状況。バイク部門からスタートした競技は、午後から四輪部門の走行。予想どおり、電気自動車などが参戦するエレクトリック・ディビジョンの走行前に雨が路面を濡らし始め、所々路面には雨が残る。スタート直前には雨はやんでいたものの、路面に残る雨を見越してタイヤを選ぶ必要がある。

パイクス経験20年以上を誇る田嶋はここで、カットスリックにさらにカットを追加することを選択。これが功を奏し、「E-RUNNERパイクスピークスペシャル」は2位以下に35秒以上の大差をつけ、唯一の9分台となる、9分46秒530というタイムをたたき出した。

「今日は朝から天気が良く、行けると思っていたのですが、セバスチャン・ローブ選手が素晴らしいタイムを出したあとからの雨で、記録への挑戦は終わってしまいました。そこからは、エレクトリック部門の中で1位を獲ることに集中しました。路面は滑りやすく、多くのアクシデントが発生した厳しいコンディションでした。しかし、エンジニアと相談して決めたセッティング内容が良く、結果的に、2011年に自分がガソリンカーで出したコースレコードを電気自動車で超えられたことは大きな喜びです」と田嶋は語っている。

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