F1第8戦ヨーロッパGP決勝でトップ10入賞を果たしたドライバーが、決勝の戦いを振り返った。
決勝=1位 フェルナンド・アロンソ
僕にとって忘れられない一日になる。今の気持ちを正確に表現する言葉が見つからないよ。自分の国での優勝は、言葉では言い表せない感情をもたらす。2006年バルセロナでの勝利のことは今もはっきり覚えているし、今日バレンシアでこの素晴らしいチームと共に勝てたことは本当に嬉しい。今、スペインが厳しい時期にあるだけになおさらだ。ナショナルフットボールチームやナダルの勝利とともに、スポーツが皆を笑顔にすることができるかもしれない。それは素晴らしいことだ。スローダウンラップで止まったこと? 何が起きたか分からないけれど、(マシンにトラブルが起きた)タイミングはよかったね。グランドスタンドの前だったから、ファンの皆と一緒にお祝いできたんだ! スポーツは、浮き沈みがあり物事はあっという間に変化するという教訓を常に与えてくれる。昨日は予選Q3に進出できなかったけれど、今日は優勝することができた。つまり、チェッカーフラッグを受けるまでは、絶対に諦めてはいけないということだ。ファンの皆にいいプレゼントをすることができた。彼らは遠くからやってきて、車の中で寝たり、この焼けつくような暑さの中、グランドスタンドにいてくれた。スタートではポジションを上げるのは楽ではなく、ターン4でブレーキングを目いっぱい遅らせて、アウト側のラインをキープした。そこから戦いを始めた。セーフティカーの後、表彰台が可能かもしれないと考え始めた。グロージャンにアタックし、彼を抜くことができた。でも接触したので、ダメージを受けたのではないかと心配した。コーナーをふたつみっつ抜けた後、すべて問題ないと分かり、ほっとした。ベッテルがリタイアして、トップに立った時、タイヤが最後まで持つよう祈った。常にエンジニアに話しかけ、彼は後ろのドライバーたちと同じペースで走っていると教えてくれた。最後にはもうタイヤはあまり残っていなかったけれど、カナダと違って他のドライバーたちも同じ状況だった。(レースエンジニアの)アンドレア・ステラと一緒に表彰台に立てて感激した。彼はミハエル(・シューマッハー)やキミ(・ライコネン)とも過去に一緒に仕事をしていたんだ。グリッドポジションを考えれば全く予想外の勝利を、彼は一番いい形で祝うことができたね。昨日のことを考えると、やるべき仕事はまだまだ多いことははっきりしている。その点は、僕ら自身にもファンに対しても、正直にならなければならない。今年のタイトルを勝ち取るために全力を尽くしていくけれど、僕らのマシンはまだ最速ではない。できるだけ早くこの目標を達成するためプッシュしていかなければね。
決勝=2位 キミ・ライコネン
2位が獲れてよかったけれど、僕が本当に欲しかったのは優勝だ。でも今日の僕らには勝てるだけの速さはなかった。いいスタートをしたけれど、最初の右コーナーでパストール(・マルドナド)にブロックされ、大きく順位を落としてしまった。そこからうまく挽回して、オーバーテイクしたり、オーバーテイクされたりと、何人かとハードなバトルをした。セーフティカーの後、すぐにタイヤの温度を上げることができず、リスタートのラップでは小さなミスもした。その後、またレースペースがよくなり、反撃できた。今日は近いところまではいったけれど、優勝には手が届かなかった。
決勝=3位 ミハエル・シューマッハー
レース中、表彰台に上がることなんて、一瞬たりとも考えなかったから、素晴らしい結果だよ! やっと実現したね! 長い時間待ち続け、全く予想していなかった表彰台に乗ることができて、最高にハッピーだ。僕らの仕事に疑いを抱き始めている人たち全員に対する最高の答えだと思う。マシンをうまくまとめて立ち向かい、決して諦めないことだ。どんなことでも起こり得るんだからね。チーム、そして僕らがまた表彰台に上れると信じ続けてくれた人たちすべてに、心から感謝したい。これはチームワークの賜物だ。今年は苦しいレースが何戦かあったけれど、今週末、最高の仕事をしてくれた僕のメカニックとエンジニアたちには、特に感謝の言葉を述べたい。表彰台が可能だなんて考えていなかった。レース終盤になってもだ。最後の数周はとても忙しくて、自分のポジションが分からなくなっていた。フィニッシュラインを越えてから、チームに順位を聞いたら、「3位だ。表彰台だよ!」と言われた。ドライバーであることを心から楽しめる、そんな瞬間のひとつだよ。これまでも何度か、近いところまでは行けたけれど、今回のようにエキサイティングなレースで実現したのは素晴らしいことだ。オーバーテイクが難しいサーキットで、うまく戦略を使い、多くのオーバーテイクをして、成し遂げた結果だ。
決勝=4位 マーク・ウエーバー
とても満足している。今週末は今日までとても厳しい状況だったけれど、何が起こるか分からないものだね。レース中盤にはあまり満足できずにいたし、何が起きているのかよく分からなかった。その後、上位勢にリタイアが出て、僕の戦略がうまくいった。今日はすべてをうまく機能させることができ、たくさんポイントを稼げた。クレージーな一日だったね。でもポイントを獲れたことには満足している。
決勝=5位 ニコ・ヒュルケンベルグ
チーム全員にとっても僕個人にとっても、素晴らしい結果だ。とても長く、難しいレースだっただけに、5位というのはすごい成果だよ。2回ストップ戦略はうまく機能した。でも最終スティントはとても長くて、最後の数周では僕より新しいタイヤを履いたマシンを押さえ切るのが大変だった。レース中、何度か混乱した状況に直面したけれど、とても楽しかったし、チームのためにこんなにいい結果を持ち帰れて、最高の気分だよ。何台かリタイアしたのは僕らにとって少しラッキーだったけれど、そういった状況をうまく生かせる場所にいたということだ。だから今日のレースにはすごく満足している。
決勝=6位 ニコ・ロズベルグ
本当にエキサイティングなレースだった。最初の数周はうまくいかず、ポジションを落としてしまった。セーフティカーが出たタイミングも僕にとってはよくなかった。リスタートの後は、ポイント圏内には届かないなと思っていた。すごく古いタイヤで走っていて、グリップがなく、ポジションを守るのがかなり大変だったんだ。1回ストップ戦略で走っていたけれど、2回ストップに変更せざるを得なかった。でも戦略担当のスタッフたちのおかげで、皆が苦労している時に、僕らはフレッシュタイヤで走れた。47周目には12番手だったのが、最終的には6番手だ。だからうまくいったのは明らかだし、これほど混乱したレースで、2台がトップ6に入るという、いい結果を出したことに、僕らはすごく満足している。ミハエルは表彰台という素晴らしい結果を成し遂げたね。僕もまたポイントを加算できて嬉しい。
決勝=7位 ポール・ディ・レスタ
とてもアグレッシブにレースに臨み、1回ストップ戦略を採った。この戦略を成功させたのは僕らだけだった。当然、1回ストップで走っているときには、セーフティカーには出てほしくない。セーフティカーが出動したことは、僕のレースにとって不利になり、いくつかポジションを落とした。でもレース結果についてはそれほどがっかりする必要はない。7位でフィニッシュしたのだし、また2台揃って入賞できたんだ。レースを通して僕のペースは他と比較してとてもよかった。でも終盤にはタイヤのパフォーマンスを維持するのが難しく、最後の数周はマシンと格闘していた。前で何台かリタイアが出たけれど、僕らは重要な時にポイントをつかめる位置にいたんだ。
決勝=8位 ジェンソン・バトン
とても予想しづらいレースだった。いいスタートを切れず、ターン1では他のマシンに囲まれ、ターン2ではフェルナンド(・アロンソ)と僕がウォールにヒットするのを避けるために、引かなければならなかった。戦略においては僕らの仕事がよくなかったとは思わない。マシンのフィーリングはよく、レースを通してさらに改善していった。でもセーフティカーが入った時、他のドライバーの一部が、ラッキーにもいい戦略を採ることができた。今日は僕らには運もなかった。
最後に、フェルナンドに心からおめでとうと言いたい。彼は素晴らしい仕事をした。僕らも2週間後のホームグランプリで同じことができればいいな!
決勝=9位 セルジオ・ペレス
難しいレースだった。戦略でかなりリスクを冒し、終盤はタイヤのデグラデーションがとても大きかった。15番グリッドからなら2ポイント獲得はそれほど悪い結果じゃないと思うかもしれないけれど、一番大事なのは予選のパフォーマンスを改善することだ。僕は2戦連続で15番グリッドだった。もっと上のグリッドからスタートできさえすれば、もっといい結果を出せる。
決勝=10位 ブルーノ・セナ(マルドナドのペナルティで昇格)
今日の結果にはとてもがっかりしている。ペースがよく、正しい戦略を採れただけにね。難しかっただろうけど、僕らにはうまく機能していた。でもパンクをして時間をロスした後、ドライブスルーペナルティを受けたので、今日のようなレースでもポイントを獲るのは難しかっただろう。セーフティカーのタイミングは僕らにはラッキーだった。ポジティブな点は、タイヤの管理がうまくできて、コンペティティブに思えたことだ。このレースは、教訓を学び取った上で、忘れてしまおう。
