ルノーのテクニカルディレクター、ボブ・ベルは、マクラーレンMP4-25のリヤウイングを合法とするFIAの決定は無責任であり、これが許されるなど馬鹿げており、まるでジョークのようだと批判した。

 問題となった空力デバイスは、ドライバーがコクピット内で膝を使って空気穴を閉じることができ、リヤウイングをストールさせてドラッグを減らし、直線スピードを増す効果があるものであると言われていた。開幕戦を前にレッドブルがこれが合法であるかどうか疑問を呈し、その判断をするようFIAに求めた。ほとんどのチームが、これを合法とするFIAの判断を受け入れているが、ベルはこのデバイスは規則の精神に反するものであると主張している。

「FIAの考えに私は全く同意できない」とベルはBBCにコメントしている。
「この何年もの間行われてきた議論によって、F1はストールできるリヤウイングの使用を望まないということが基本的に明らかにされている」
「マシンに可動エアロデバイスを使用できないという規則の抜け穴を見つけ出したチームがいるというのは、私に言わせれば全くのジョークだ。これは基本的に非合法だ」
「皆がコストを削減しようとしている時代であるのに、こんなことは馬鹿げていると思う。我々は再び“軍拡競争”を始めてしまった。これによって全員が多額の予算を使うことになるだろう。本当に馬鹿げている。FIAの行動は無責任だ。こういう問題に対して、統括団体はもっと強い態度に出なければならない」

 ルノーはFIAの決定に対して抗議する可能性をほのめかしたものの、その後、それを否定している。

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