今年からF1で使用されるピレリタイヤは挙動を予想するのが難しく、新人ドライバーたちはこれに苦労するかもしれないと、ベテラン、ルーベンス・バリチェロが語った。
バレンシアとヘレスの2回の合同テストが終了し、ドライバーたちはピレリタイヤのデグラデーションがひどいという感想を述べている。
ミディアムコンパウンドは1周走るとタイムが1秒落ち、その後の10周は非常に安定したペースで走れるといわれている。
「そしたらタイヤを換えなければならない」とセバスチャン・ベッテル。
「それ以上走ると大幅に時間を失う」
ヘレステストでルーキーのパストール・マルドナドとセルジオ・ペレスがクラッシュしたが、これは彼らがピレリタイヤの挙動に驚いたからであるとも報じられている。
「フレッシュタイヤでも、以前のフレッシュタイヤのようには感じない」とバリチェロ。
「高速コーナーで攻めすぎると、何の前触れもなくリヤが突然グリップを失うんだ。急にリヤがコントロールを失う」
「経験があまりないドライバーはこれに苦労するかもしれない」
Motorsport.comが伝えたところによると、Auto Motor und Sportは、ピレリのタイヤ選択について「最初の4戦ではピレリは慎重にいく」と報じたという。
今年もひとつ間をあけてコンパウンドが選ばれるため、慎重な選択肢はハードとソフトコンパウンドになるだろうということだ。
