アチーブメント全日本F3選手権は第1戦、第2戦の予選が行われ、2010年シーズンが開幕。第1戦のポールは国本雄資(PETRONAS TOM'S F308)が、第2戦のポールは嵯峨宏紀(DENSO・ルボーセF308)が獲得。ポールを分け合う形となった。
フォーミュラ・ニッポン第1戦のフリー走行に続いてスタートしたアチーブメント全日本F3選手権第1戦の予選。15分のセッションは全車スリックタイヤでスタートし、少ない時間でタイムを出そうと積極的に周回を重ねた。
終盤までトップに立っていたのは嵯峨だが、残り2分というところで逆転のトップに立ったのは国本。嵯峨のタイムを0.040秒逆転し、開幕戦のポールポジションを獲得した。
2番手は嵯峨で、3番手には今季Nクラスからステップアップしたアレキサンドレ・インペラトーリ(TODA FIGHTEX)。チェッカー間際にラファエル・スズキ(PETRONAS TOM'S F308)が4番手に入った。一方、優勝候補のひとりと予想された関口雄飛(ThreeBond)は、なんとアウトラップでトラブルが発生したかストップ。ノータイムとなっている。
Nクラスは参戦2年目となる小林崇志(HFDP RACING F307)がトップに。チームを移籍して2年目のシーズンに臨む千代勝正(BPダイシンルボーセF305)がクラス2番手となった。
続いて行われた第2戦の予選。やや雲が広がり、第1戦に比べ肌寒いコンディションとなった。第2戦でも嵯峨が先行し、国本がこのタイムを追いかける展開となったが、チェッカー間際のアタックでも国本のタイムは嵯峨に届かず。
結局嵯峨がコースレコードタイムで6年目のF3で初めてのポールポジションを獲得! 国本、インペラトーリが続き、スズキが4番手。Nクラスのトップはまたも小林で、千代が2番手に続いた。