IZODインディカー・シリーズは第8戦を迎え、ロータス/KVレーシングの佐藤琢磨は、第8戦アイオワのプラクティス2で決勝/予選に向けてセットアップを施し、12番手。予選に向けて順調に作業を進めた。
第8戦アイオワ・スピードウェイ
プラクティス2:12番手
6月19日
天候:快晴
気温:摂氏28度
インディカー・シリーズ第8戦アイオワのプラクティス2回目も、走行時間は1時間。このセッションが終わると次は予選で、その後にはもう決勝までマシンを走らせるチャンスはない。
各チームともプラクティス1回目同様に多くの周回を重ね、予選と決勝、双方に向けて準備を進めていた。佐藤琢磨は今回も決勝用セッティングを中心に進め、セッションの最後に予選用シミュレーションを行った。
走行周回数はプラクティス1回目の60周を大きく上回る78周。プラクティス1回目のベストは平均時速178.072マイルだったが、プラクティス2回目終盤の57周目、佐藤は17.9095秒=平均時速179.704マイルを記録し、12番手につけた。
Q:段階を踏んでスピードを上げて行っていましたね。
琢磨:そうですね。セッション1回目と同じように、徐々にスピードを上げて行けました。セッション1回目ではほとんどできなかったトラフィックの中でも走れた。そういう意味では収穫も多かったし、限られた時間の中では可能な限りのことができたと思います。
Q:ロングランもできていたようでしたね。
琢磨:完全なフルスティントは走れなかったんだけど、それなりに連続周回もできて、タイヤとクルマがどういう風に変わって行くかというのも多少分かりました。完全なフルスティントはレースまで待たないといけないんですけど。セッションの後半には、予選に向けてクオリファイング・トリムを施して、かなりスピードを上げていったという感じかな? フィーリングとしてはすごく良い方向に向かっているので、これで最終的なスパイスというか、料理をしてあげて、できれば今回のポジション(12位)ぐらいの予選通過をしたいですね。
Q:プラクティスセッション2回を使って、段階的に、着実に来ていると見ていいですか?
琢磨:最初はオーバルの特性が自分には分からないので、エンジニアとチームに任せっぱなしのところからスタートするんですけど、そこから徐々に自分のフィーリングとクルマ作りを合わせて行ってます。今回、また違うバンクですけど、今までの3回のオーバルの経験というのは確実に役立っているので、少しずつ、うまく歯車が合って、前に進んでいるのかな? という感じはしています。
Q:3回オーバルレースを経験して、今回はプラクティスを走りながら、もう決勝のことがかなり見えているのではないですか?
琢磨:特にこのセッションの始めではレースをかなり意識した走りをしていたし、トラフィックの中でそういう走りができました。もちろん、ウイングが今までのレースとは全然違うので、タービュランスの特性も違うんですけど、今回はすでにレースに向けて外側のレーンと内側のレーン、どちらも経験できたので、それは良かったと思います。
Q:バンプに対する対応でも進歩が見えていますか?
琢磨:いろいろやりましたね。やっぱりボトミングするので足回りを固めたり、あるいは車高を上げたりしなければいけないんですけど、それってどちらも結局、グリップを失わせる方向に繋がるんです。その辺りのバランスは難しい。1〜2コーナーと3〜4コーナーで特性も違うし、どちらにも良い按配のクルマを作ってかなきゃいけない。そこはチャレンジングですが、狙っていたところにはかなり近づけていると思いますね。
Q:このコースでの予選も4周連続アタックですが、他と比べて難しい要素などはありますか?
琢磨:タイヤがスーパースピードウェイ用でかなりハードコンパウンドで、暖まりも悪いんです。アイオワ用のルールで使うウイングの場合、ダウンフォースは大きいのでグリップ感があるように感じるんですけど、タイヤそのものは相当ハード傾向のタイヤなんですよ。それで1周が18秒でしょう? だからグリーンフラッグが振られる周っていうのは、おそらくタイヤのパフォーマンスとして100パーセントまで上がって来てないことになると思うんですよね。その辺りをどうするのか? それによって、1周目、2周目とバランスがシフトして行くと思うので、どういう風に感じて、対応ができるかにかかっていると思います。
Q:コクピット内での操作も忙しくなる?
琢磨:かなりあるでしょうね。それに難しいのは、定常円で回るターン3、ターン4と違って、ターン2のバンプでは、あまりセッティングの変更をやり過ぎると簡単にリヤが出ちゃうので、そこは気をつけたいと考えてます。
