スーパーGT第2戦富士の予選スーパーラップでポールポジションを獲得したHANKOOK PORSCHEの影山正美/藤井誠暢のふたりが、ポールポジション獲得の喜びと決勝に向けて語った。
●影山正美(HANKOOK PORSCHE):予選ポールポジション
「ドライバーの気持ちを考えると複雑な思いもありますが、ルールはルールなので、僕たちがポールを獲得したということを素直に喜びたいと思います。また、このような難しい状況の中で関係者の方々の努力でこうしてレースを開催していただいたことについて、ドライバーとして感謝したいです。予選についてですが、事前にテストを1回できたということで走り始めからタイムは良かったです。ただ、走行を重ねていけば、そのギャップがなくなっていくというのもこのレースなので、本当に必死にセッティングやタイヤチョイスなどを進めていきました。周りからは本命とか言われていますが、僕たちとしては全く楽な状況でのポールポジション獲得ではありませんでした。決勝については、こうして一番有利なポジションからスタートできるのですが、これまで2年間はスポット参戦しかできなかったことなど、いろいろな状況がある中でとにかくいいスタートを切りたいと思っています。『雨のハンコック』とも言われていますので、雨が降っても問題はないですし、正直言って負ける要素は少ないんじゃないかなと思います。また、藤井選手とは息も合いますし、いい仕事をしてくれています。とにかく気を引き締めて、百獣の王、ライオンのように全力で挑みたいですね」
●藤井誠暢(HANKOOK PORSCHE):予選ポールポジション
「この場に来られたことはとてもうれしいのですが、まずは震災の後のこのような状況の中で僕たちがこうして走る機会を与えていただいたことに感謝したいです。また、今年フル参戦することになったこのチームに呼んでいただいて、早い段階から影山選手と僕とチーム、そしてハンコックタイヤとで速いクルマを作ろうと準備を進めてきました。自分としては最強のパッケージを用意してもらったと思っていますし、そういう意味では皆さんに感謝しています。富士に入って、クルマのパフォーマンスが高く、安定して上位に入れていますし、自分も与えられた仕事をこなせていると思います。ライバルチームで戦っていた時にハンコックが雨に強いというのは知っていましたし、今一番大事なのは明日の決勝でもトップを獲って、もう一度この記者会 見の場に戻ってくることですね」
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