昨年までスクーデリア・フェラーリで、ビークル&タイヤインタラクション・デベロップメントとして活躍した浜島裕英。その浜島さんのコラムがF1速報サイトで連載中です。題して、「浜島裕英のグランプリ人事査定」。今回、F1速報サイトでしか読めない第9回コラムの一部をお届けします。

第九回査定:「勝利への執念」

 オーストリアGP。スタート直後のキミ・ライコネン(フェラーリ)とフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ホンダ)のクラッシュには、肝を冷やした方も多かったことだろう。クルマのダメージがマクラーレン・ホンダに与えた影響は大きいようで、開発計画をさらに遅らせてしまう事態のようだが、兎にも角にも、両ドライバーが無事であって良かった、と思おうではないか。

 アロンソの言によれば、ライコネンは2コーナーを出て、5速に入ってもホイルスピンをしていた、とのこと。このために横方向のスタビリティを失い、クルマが左右に振れて、行き場を失ったアロンソのクルマと接触し、2台が絡みながらのクラッシュに発展してしまったのであろう。

 フェラーリの代表、マウリツィオ・アリバベーネ氏によれば、カナダGPのヘアピンでのスピンとは、関連性が無いとのことだ。真相は現時点では明らかにされていないが、カナダGPではピットアウト後のヘアピンで、今回はスタート直後の2コーナーと言うことで、何となくだが個人的には、エンジンのトルクマップがライコネンのアクセルコントロールと融合していないのではないかと疑ってしまった。

ライコネンはQ3に残っていれば…
久々に見せたロズベルグの見事なレース運び
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