2010年はIRLインディカー・シリーズにKVレーシングから参戦することが決まった佐藤琢磨は、ロイター通信に「IRLに参戦を決める直前までF1に戻るチャンスがあった」と認める発言をしている。

 琢磨は2008年にスーパーアグリが撤退した後もスクーデリア・トロロッソのテストに参加、2010年に向けてもいくつかのチームと交渉中であると言われてきたが、18日に東京で記者会見を実施、KVレーシングからIRLに参戦、アメリカに新天地を求めると発表した。

 ロイター通信によれば、琢磨は08年にテストを行った後も、ロータス、ルノーに向けてトロロッソは2010年に向けたオプションであったとしている。しかし琢磨は競争力があるチームのシートを確保することが出来ず、IRLへの転向を決めたという。

「僕はいつもF1に戻ることを夢見ていましたが、競争力のあるマシンに乗ることが大事だと考えていました」と琢磨。

「ここ数シーズン、なかなか競争力のあるマシンに恵まれませんでした。シートはまだUSF1とカンポスにありますが、僕にはそれはふさわしいとは思いません。F1のシートであることには間違いありませんが、競争力があるとは思いません」

 琢磨は、新たにインディカーに挑戦するシーズンを前に、表彰台を争う可能性が無ければF1に戻るつもりはないとし、F1では自分だけの力ではシートを得られないと語る。

「僕はトロロッソ、ロータス、ルノーで契約間近までいきましたが、僕だけではどうしようもない事柄があった。それがF1なんですよね」

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