レッドブル・レーシングは、マレーシアGPで問題が発生したためブレーキをヒトコ製から昨年使用していた仕様のブレンボ製に戻すことを決めた。

 第2戦でダニール・クビアトとダニエル・リカルドはフロントブレーキのオーバーヒートに見舞われ、9位と10位に終わった。

「いくつか新しく試していたことがあったのだが、根本的に問題を解決するためによく知っているものに戻すことになった」とリカルドは中国GPを前に上海で語った。

「マレーシアでの一番の問題はブレーキに多くの問題を抱え、フロントがオーバーヒートしたことだ。だからたくさんのものを元に戻した。昨年使っていたものに戻した部分もある。そっちの方が効果的だと分かっているからだ」
「古いものに戻すことにはなるが、だからといって性能が落ちるわけではない」

 クビアトは、ブレンボのブレーキに戻したことでブレーキングの感触は多少変わるがパフォーマンスが大幅に向上することはないと考えている。

「ブレーキング時の感触は確かに違うけれど、大きな差があるわけではない。あちこちで減速が多少改善する。でもブレーキのコンセプトはほぼ同じだ」とクビアトは語った。

 しかし中国GPに向けて問題解決にあたり、アップデートも導入するため、レッドブルは少なくともトロロッソより上の位置に戻るとクビアトは考えている。マレーシアでは姉妹チームのトロロッソが2台ともレッドブル勢より上位でフィニッシュした。

「今週末は本来の形に戻るだろう。トロロッソより上の位置に戻れるはずだ」とクビアト。

「マレーシアではたくさんの問題があってパフォーマンスを最大限に発揮することができなかった。でも問題をすべて修正してきたし、いくつか空力アップデートも入れるので、前回よりも競争力が向上するはずだ」

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