2017年に向けて計画された新しい技術規則は、当初の予定ほど革新的なものにはならないだろうと、ウイリアムズのチーフテクニカルオフィサー、パット・シモンズが認めた。シモンズはもう少しいい解決策を見つけるため、規則変更を1年延期する方がいいと考えている。

 F1のショー的要素を向上させることを目指し、F1上層部は1周あたり5秒ペースが速く、よりアグレッシブなルックスのマシンを導入するという目標を掲げ、チームはそれを実現するための規則案を定めるべく協議を重ねてきた。

 しかしシモンズによると、現時点でのプランは当初から比べると変化の規模が半減しているという。

「今の状況は、マシンの幅は2メートル、タイヤが大きくなる。フロントは300mm、リヤは400mmだ」とシモンズはコメントした。

「非常に魅力的な外観だと思う。だがボディワークの幅は、当初は1800mmの予定だったが今の1400mmに戻ってしまった」

「かなり大きなディフューザーにする予定だったのが、そこまで大きくはなくなり、今とほぼ同じになっている。そしてアンダーボディはほぼ同じだ」

「フロントのバージボード周りに関しては多少自由度があるものの、元の提案から比べると変更の規模が半分ぐらいのレベルになっている」

 シモンズはもっと時間をかけて検討するため、大規模な規則変更を2018年に延期した方がいいとの見解を持っているが、現在検討中の仕様を3月1日までにさらに洗練させることを目指すと語った。

「レギュレーションで1周あたり5秒速くすることが求められている。しかしそれが正しいことなのかどうかという議論も出てきている」とシモンズ。

「改めて検討し、2018年まで待つ価値はあると思う」
「だがそれに賛成するチームは少ないだろう。結論を出さずにあと1年協議するといえば議論になると思う。このまま進めて実行に移したいと考えている者もいるのだ。それもそれなりに正しいが、私としてはただ実行に移すよりもきちんと物事を行いたい」

「1月末に1回テクニカルミーティングがあり、2月にもう1回ある。3月1日までに一連の2017年レギュレーションを用意するため、詳細を煮詰めていくことになるだろう」
「3月1日までに結論が出なければ、変更するのに全員の合意が必要になる。F1の世界ではそれは簡単なことではない」

 Motorsport.comによると、チームはより大きなウイングとディフューザーによりダウンフォースを増やすという方向性について概ね合意に達していたが、11月の会合においてメルセデスがこれほどダウンフォースを大幅に増やすとタイヤにかかる負荷が大きくなりすぎるという懸念を示したという。12月の会合ではピレリが調査結果と共に懸念を表明、チーム側が投票を行ったところ、ダウンフォースの増加のレベルを引き下げるという方向性に過半数以上の票が集まったということだ。

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