2周目に早くもジョーカーラップを消化する作戦を採ったエリクソンは、一時的に首位から陥落するも、マッド路面でのシビックのトラクションは明らかに力強く、600馬力を超えるパワーを有効に活用。

 残り5周となった時点でトップに返り咲いたエリクソンは、2番手のアルピンから執拗にバンパーを突かれる状況となるが、最終ラップ、最終コーナーの立ち上がりでも力強い加速を披露。アルピンのフィエスタとトラクション勝負となり、2台は横一線でフィニッシュ。

 わずか0.071秒の僅差でホンダ・シビックが先にゴールラインを横切り、この瞬間にホンダはレッドブルGRC初勝利をマーク。エリクソンにとってもうれしいキャリア2勝目となった。

優勝したセバスチャン・エリクソン
優勝したセバスチャン・エリクソン(ホンダ・シビック・タイプR)

「本当に素晴らしいリザルトだ。これまで経験したなかでも最高にハードなファイナルだったよ」と、喜びの表情で語るエリクソン。

「ここまでチームのみんなは懸命に働いてきたけれど、まだ通過点にすぎない。この先もトップに居続けるためには、今までと同じようにハードに働く必要があるね」

セバスチャン・エリクソンにとっても、オルスバーグMSEチームにとっても、2015年以来となる勝利となった
セバスチャン・エリクソンにとっても、オルスバーグMSEチームにとっても、2015年以来となる勝利となった

 ホンダ・レッドブル・オルスバーグMSEは、これでチームランキングでもフォルクスワーゲン・アンドレッティ・ラリークロスに並ぶ首位タイに浮上。シリーズの早い段階で王者と互角に戦いを進める状況を整えた。

 次戦ラウンド3とラウンド4の今季初開催“ダブルヘッダー”となるトンプソン戦は、アメリカ東海岸、コネチカット州の歴史的なトンプソン・スピードウェイ・モータースポーツ・パークで6月3~4日に開催される。

今季からGRCにチャレンジを開始したRLLRのオースティン・デインは6位
今季からGRCにチャレンジを開始したRLLRのオースティン・デインは6位

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