「もちろんすべての人々に対して、難しい決断になることは間違いないね。でも今回は、単純に走れないんだよ。スタッド装着のタイヤが適さないグラベルを走ることは、あまりに危険だ」

 このオジエの意見にはオット・タナクも同調するが、FIAのラリーディレクターを努めるヤルモ・マホネンはオーガナイザーとの協議を経た後、ラリーは予定どおりに開催されると語り、オジエの意見を退けた。

「競技は予定どおり開催される。我々はすでにラリー開幕までの数日、問題解決に向けて動いており、状況はポジティブだ」と語るマホネン。

「チーム、FIA、オーガナイザー、プロモーターが競技をサポートするべく、一致団結している」

 マホネンはオジエの指摘に対して「もちろん我々は彼らの話に耳を傾けている。最終的に大切なことは安全だ。だけど、これはちょっとした違いなんだ。彼らは他の年と比べすぎている」と述べた。

「彼の意見はもちろん理解している。だけど彼は、チームはラリーを戦う決断をしていることを忘れているようだね」

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