2001年以来、フォルクスワーゲンのドライバーとして働いてきたデッピングは、ラリーだけでなくサーキットレースの経験も持ち、2010年にはニュルブルクリンク24時間にも参戦。

 そして記憶に新しい1台として、WRC世界ラリー選手権を席巻したポロR WRCの開発ドライバーを務めるなど、チャンピオンマシンの基礎開発に重要な役割を果たしている。その意味でも、ドイツ戦でドライブする現行のポロGTI RXスーパーカーは、ポロR WRCをベースとするだけに、デッピングにとっても勝手知ったるマシン、ということになる。

 今回のデッピング起用を決めたVWモータースポーツ代表のスミーツは「地元のヒーローが世界選手権のグリッドに並ぶことを本当にうれしく思う」とコメントした。

2017年から新体制となったPSRXはVWのワークスチームとしてシリーズを席巻

「ディーターは長年フォルクスワーゲンのテストドライバー、そしてレーシングドライバーとして貴重な仕事を積み重ねてきた。彼はダカールチームの一員でもあり、無数のレーシングカー開発にも関わり、ポロR WRCでは都合12の世界タイトルを獲得するのに貢献してくれた」

「エステリングでWorldRXにデビューすることは、フォルクスワーゲンとしても彼のこれまでの素晴らしい仕事に感謝する方法のひとつなんだ」

ヨハン・クリストファーソンが4勝、ボスのペター・ソルベルグが1勝で、王座争いを繰り広げる

 今週末開催のフランス・ラウンドを含め、残り4戦となる2017年シーズンだが、これまでVWポロGTI RXスーパーカーは5勝を挙げてシリーズを席巻。ドライバーズ・タイトルは4勝のクリストファーソンを、1勝のソルベルグが35ポイント差で追う展開となっており、チームタイトルに至ってはPSRXが100ポイント以上の差でライバルたちを突き放し、独走体制を築いている。

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