続いてマキネンが壇上に上がると「今シーズンはタフな1年だったと思う。ただシーズンを通してたくさんのデータを収集できた」とシーズンを総括。「シーズンを終えて、ドライバー、コドライバーが笑顔でいることをうれしく思う」とコメントした。

「今年は長い1年だったと言える。すでに2018年のモンテカルロに準備を進めているが今年収集したデータがあるから競争力は高まるはずだ」

「来年はもっとコンスタントに走り、着実に結果を出していきたい。各大会に向けた準備も入念に行いたいね」

「ヤリ-マティとエサペッカもモンテカルロに向けて準備を進めているが、チームとして後押ししていきたい」

　チーム移籍2戦目のラリー・フィンランドで勝利したラトバラは「開幕2戦目で優勝したことは予想外だった」としつつも、「高速ラリーには自信があり、マシンにも自信があったこと」が勝利の要因だと振り返る。

「最終ステージではナーバスになっていたけど、マキネンから『全力でいけ。いつも通りに走ってこい』と助言を受けた。走り終えたあとは、とにかく最高の気分だった」

「今年は（チームやマシンの）安定性を向上させることが目的で、それは達成できたと思う。ただ僕自身はコンスタントに結果を残すことができなかったから、そこは課題だね」

「（2018年は）マニュファクチャラーズタイトルはもちろん、ドライバーズタイトルも狙っていきたい」

　シーズン途中からトヨタのレギュラードライバーに昇格し、最上位クラスデビューからわずか4戦目で勝利を挙げたラッピは「来年の目標は、今年ヤリ-マティがやってきたことをこなすことだ。浮き沈みが激しい1年だったから、今年はそこを改善したい」とコメント。どのドライバーも2018年シーズンの飛躍に自信を覗かせた。

　イベントには2018年からチームに合流するオット・タナクとコドライバーのマルティン・オルベオヤがサプライズ登場したほか、ファンによる代表質問や来シーズンの活躍を祈念したメッセージ入りだるまの贈呈なども行われた。