新代表としての初戦を終えたブダール代表は「クレイグとクリスは序盤で不運があったが、落胆せずに戦い続ける強さをみせた」とドライバーを評価する。
「クレイグは路面コンディションが安定している時に、しっかりと好タイムを記録してみせた。クリスも総合優勝争いに絡むのが難しいとわかったあとも闘争心を失わず、着実にポジションを上げた」
「これは経験の豊富さとマネジメント力の高さがなせるものであり、クリスがチームリーダーとしての役目を果たしていることの表れでもある」
「また、チームの情報共有能力には感銘を受けたよ。エンジニアやウェザークルー、(タイヤを供給する)ミシュランのテクニカルスタッフたちと、しっかりとコミュニケーションを取れる雰囲気ができあがっていた」
またブダール代表はチームが抱える課題については、「クリスが証明したようにC3 WRCが速いマシンであることは確か」としながらも「C3 WRCがどういったコンディションを得意とし、不得意としているか理解している。我々としても、あらゆるコンディションで安定して走れるマシンを仕上げなければ」と、マシンの安定性向上が急務だとしている。
