迎えたスタート、もっともイン側からスタートしたソルベルグと2番手スタートのエクストロームはターン1の左コーナーに向けて互いにマシンフロントをぶつけながらアプローチ。この際、エクストロームはソルベルグと接触した後もイン側へ動き続け、ソルベルグをコース外へ押し出す形に。

 ラインを潰されたソルベルグは身動きが取れず、ショートカット防止のためコーナーイン側に置かれたタイヤバリアに激突。幸い、リタイアは免れたが最後尾6番手まで後退してしまう。

ターン1への進入でエクストロームとソルベルグが交錯。これが失格処分の原因となった
ターン1への進入でエクストロームとソルベルグが交錯。これが失格処分の原因となった

 これによりエクストロームはトップに浮上。2番手にクリストファーソン、3番手にはバッケルドが続く形となる。3番手からスタートしたローブはオープニングラップでターン6に設けられた“ジョーカー”を走行したため、いったん5番手までポジションを下げた。

 その後トップ争いはこう着状態が続くが、5周目にエクストロームが“ジョーカー”を消化して2番手に後退すると、“ジョーカー”未消化のクリストファーソンはトップを守るべく猛プッシュを開始する。

 しかし、“ジョーカー”のロスタイム3.5秒に対し、クリストファーソンのマージンは2.7秒。クリストファーソンが“ジョーカー”をクリアすると、エクストロームがトップに返り咲いた。

エクストロームはクリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR スーパーカー)からの猛攻を防ぎきった
エクストロームはクリストファーソン(フォルクスワーゲン・ポロR スーパーカー)からの猛攻を防ぎきった

 追いかけるクリストファーソンは続くターン7~8の緩やかな左コーナーで車速を乗せて、エクストロームのアウトからオーバーテイクを試みたが、エクストロームはしっかりとラインをブロック。そのまま仕掛ける隙を与えず、0.529秒差で逃げ切り2018年初戦を制してみせた。

 クリストファーソンに続く3位はオープニングで“ジョーカー”を消化したローブが獲得。4位バッケルド、5位グロンホルム、6位ソルベルグのオーダーでチェッカーを受けている。

■エクストロームに失格裁定。オープニングのアクシデントは「ソルベルグへの尊重を欠く行為」

本日のレースクイーン

Queenaくいーな
2025年 / スーパー耐久
ルーキープリティ
  • auto sport ch by autosport web

    FORMATION LAP Produced by autosport

    トランポドライバーの超絶技【最難関は最初にやってくる】FORMATION LAP Produced by auto sport

  • auto sport

    auto sport 2026年1月号 No.1615

    ネクスト・フォーミュラ 2026
    F1からカートまで
    “次世代シングルシーター”に胸騒ぎ

  • asweb shop

    STANLEY TEAM KUNIMITSUグッズに御朱印帳が登場!
    細かい繊細な織りで表現された豪華な仕上げ

    3,000円