■シトロエン・レーシング
●クリス・ミーク(シトロエンC3 WRC)
「この5戦目のラウンドにはランキングの上位に返り咲くという固い決意で臨んでいく。でもこのラリーはとてもチャレンジングだから、それなりの心構えで臨む必要がある」
「いつものように自分のベストを尽くすが、天候が要因のひとつになるかもしれない。路面コンディションに関しては、過去半年の間にどれだけ雨が降ったかにも左右されるんだ」
「いずれにしても、このラリーを僕は気に入っている。ステージの難度も幅広く、とても熱心で温かい地元のファンからの歓迎がある。それに加えて、ここではいつもいい気分なんだ。これまで4度参戦したうち、WRCでの初優勝も含めて、2度の表彰台を獲得しているからね」
●クレイグ・ブリーン(シトロエンC3 WRC)
「このラリーには過去1度しか出場したことがないし、それも限定的な参戦だった。ライバルは何年もここのステージを走っているから、自分の経験不足が影響するんじゃないかと不安だよ」
「ただ、昨年は少し参加しただけだけど本当に楽しめた。スタートが待ち遠しいよ」
●カリッド-アル・カシミ(シトロエンC3 WRC)
「最後にこのラリーに参戦してからしばらく経っているから、僕にとって大きなチャレンジになるだろうと思っている。でもとても楽しみにしているよ。自分のドライビングを再度確認し、ステージに向けたペースノートを見直すなど、入念に準備をしなくては」
「僕の目標は、完走し、自分自身が楽しみながらも、チームをサポートすることだ」
■トヨタ
●ヤリ-マティ・ラトバラ(トヨタ・ヤリスWRC)
「2014年の優勝を含め、ラリー・アルゼンティーナには楽しい思い出がたくさんある。本当に挑戦し甲斐があるイベントだから、うまくいった時はとても大きな満足感が得られるんだ」
「さまざまな路面が良いバランスでミックスされているのがラリー・アルゼンティーナのコースの特徴だ。金曜日は谷間の軟らかい路面を走行するハイスピードなSSが多く、土曜日には山岳地帯の荒れた路面を走る」
「そして日曜日には、今年もパワーステージに指定された有名なエル・コンドルを走行するけど、コース脇の丘にはいつも大勢のファンが集まり声援を送ってくれる素晴らしいステージなんだ」
「ラリー・アルゼンティーナはクルマに大きな負荷がかかる1戦だけど、我々チームは昨年の大会から多くを学んだ。全員で一生懸命働き続けクルマをコンスタントに改善してきたから、今年はきっと成長した姿を見せることができるだろうし、その結果としてポイントを獲得できればうれしいね」
●オット・タナク(トヨタ・ヤリスWRC)
「ラリー・アルゼンティーナはつねにとてもタフなイベントだ。スムーズで高速な良いステージがある一方で、技術力と注意力が求められるテクニカルな道も多く、週末の間にいくつもの異なる条件の道と対峙することになる」
「また、路面コンディションも非常に悪くなりやすいから、クルマにとっても大変なラリーなんだ。昨年、総合3位でフィニッシュしたから、今年は自信を持ってラリーに臨むことができる」
●エサペッカ・ラッピ(トヨタ・ヤリスWRC)
「ラリー・アルゼンティーナへの出場は今回が初めてだけど、過去にレッキ(コースの事前下見走行)を2回行なったから、どのようなラリーであるかは思い描くことができる」
「路面はところどころ非常に悪化しやすく、岩や石が転がっている道も多いと聞いているから、そのような路面ではいつも以上に注意して走る必要があるだろうね」
「金曜日のSSは土曜日よりも路面が少し軟らかいため難しく、日曜日のSSは山岳地帯が舞台となり、固い路面に岩や石が散らばり、砂や埃が覆う滑りやすいルーズグラベル状態となった道が多いと思う」
「ひとつ前のグラベルラリーだったメキシコでは非常に多くを学んだので、ラリー・アルゼンティーナではより良い戦いができるという自信があるよ」