「僕はこれまでに何回かGTカーでサーキットレースを経験しているけど、それと比べてDTMのマシンは明らかに速いことは分かっている。だからすぐに競争力を発揮できるとは思っていないよ」
「正直言って、レッドブルリンクでいい勝負をするのは難しいだろうね。だけど、可能な限り他のレギュラードライバーたちに食らいついていくのが目標だ」
今季のDTMは開幕戦ホッケンハイムで、2017年限りでDTMから引退したマティアス・エクストロームをゲストに迎え、引退レースを演出したほか、8月25~26日にイタリア・ミサノの行なわれる第7戦では、元チャンプカー王者でパラリンピック金メダリストのアレックス・ザナルディがゲスト参戦する。
オジエはこのふたりに続く3人目のゲストドライバーとしてDTMデビューを飾ることとなるが、これに先立ち8月7~8日の二日間、イタリアのバレルンガ・サーキットでメルセデスC63 AMG DTMの実走テストが実施されている。
シリーズをプロモートするITRのマーネジング・ディレクターを務めるアヒム・コストロンは「メルセデスAMGが、(エクストロームとザナルディを招いた)アウディとBMWの例に続き、素晴らしいドライバーを招聘することを喜ばしく思う」とコメント。
「セバスチャン・オジエは世界でもっとも完成された強さを持つ優れたラリードライバーであり、同時に世界最高のレーシングドライバーだ。オジエは激しいWRCのタイトル争いの真っ只なかに居るにも関わらずDTMへのゲスト参戦を決断した。これは彼の並外れたレーシングスピリッツを示していると言えるだろう。私はオジエがメルセデスのマシンでも強さを見せてくれると信じている」


