「これは確かに特別なチャレンジになるだろうし、僕が長い間試してみたかったことなんだ」と、古くから温めていたアイデアを具現化させたバトン。
「ノンストップで20時間以上に及ぶオフロードレース挑戦のアイデアは、僕がこれまでやってきたこととは大きく異なる。すでに何時間かテストを兼ねたドライブをしてきたけど、何時間にもわたってさまざまな地形に遭遇するのは信じられないような経験だったよ」
「それに、こういうタイプのトラックをドライブする経験もこれまでにないことだ。テストでの走行距離は非常に限られたものになるし、最初から最後まですべてを学ぶ必要がありそうだ」
バトンと彼のチームメイトたちは来月3月7日にラスベガスで開催されるバハ前哨戦“ミント400”にエントリー済みで、総勢520台越えのエントラントのうち49台が参戦する激戦区、6100クラスでの腕試しを予定している。
「ミント400はアメリカ最大のオフロードレースで、ベガスの砂漠に出て何が起きるのか、今から本当に楽しみにしているよ」とバトン。
この『バハ1000』挑戦のプロジェクトは前述のとおりロケット・モータースポーツにとって2番目のプロジェクトとなり、第1弾として発表された先のブランパンGTシリーズ・エンデュランスカップには、ジェンソン・チーム・ロケット・RJNのエントリー名で、イギリスのRJNモータースポーツとのジョイントでシリーズにホンダNSX GT3 EVOを投入。7月のスパ24時間を含む全5戦のシルバーカップに、シングルカー体制で挑むことが決まっている。


