■Mスポーツ・フォード
●エルフィン・エバンス(フォード・フィエスタWRC)
「いつもラリー・メキシコを楽しんできたし、いくつかいい結果も残してきた。何度か表彰台に手が届きそうなところまでいったから、今回の目標はまたトップリザルトに挑戦することだ」
「スウェーデンではチーム全体で充分なスピードを見せることができたから、メキシコでもそれを維持したい」
「初日は出走順がいいから、それをフル活用しなければならない。だけど、このラリーに課題がないわけではない。気温が高く、ラフステージのある悪名高い難関イベントだから、ベストリザルトを掴むにはしっかり集中していなければならないんだ」
「さらに標高の高さもシーズン随一で、空気の薄さから(エンジン)パフォーマンスが20%程度落ちるから、スムーズかつアグレッシブすぎないドライビングスタイルに慣れる必要がある」
●テーム・スニネン(フォード・フィエスタWRC)

「ラリー・メキシコとラリー・スウェーデンはキャラクターがまったく違うイベントだけど、力強さを維持できたらうれしいね」
「この前、スペインで1日だけテストを行った。僕たちがメキシコで直面するであろう気温には届かなったけど、標高の高いグラベルでマシンのフィーリングを確認できたよ」
「フィーリングは最高だったけど、ライバルたちの動向は分からないから、いつも少し不安を感じてラリーに向かっている。スウェーデン戦前も同じ気持ちだったけど、僕たちはペースがよくて、トップを狙えるスピードがあった」
「週末、僕たちが先頭集団に挑むことができるか分からないけど、懸命に取り組んできたし、チームもフィエスタWRCの開発に努力してきた。スウェーデンではその努力を示すことができたから、メキシコでもがんばりたい」
「僕は走行順が遅いけど、それがいつでも有利というわけではない。多くの石がライン上に転がり込むこと可能性もあるからね。僕にとっては、スピードと同時にクリーンで一貫性のあるドライビングをすることがカギとなる」
■シトロエン・レーシング
●セバスチャン・オジエ(シトロエンC3 WRC)

「事前に行った2日間のテストは充実していた。路面の状態は、まさに僕たちが今週末に挑戦しなければならないステージのようになっていたからね。テスト中は天気に恵まれていた。もちろんメキシコほどではなかったけれど、とても暖かかったんだ」
「タフだったラリー・スウェーデンでは、自分たちの力を引き出すことができなかったから、早くラリーを始めて自分たちのポテンシャルを知るのが待ちきれないよ」
「メキシコのステージは美しいが、気温が上がる午後の走行では、慎重になる必要がある。マシンにとって2回目の走行はいつだってきついものになる。特に高地では馬力が減ってしまうだけでなく、冷却システムに問題が起きることがあるからね」
●エサペッカ・ラッピ(シトロエンC3 WRC)
「スペインでのテストではC3 WRCの感触が一層よくなり、ラリー・スウェーデンで達成したことに積み重ねていくことができた。マシンとの一体感をますます感じているよ。それでも、ラリー・メキシコでの自分の経験がとても限られたものであることは分かっている」
「僕は昨年がラリー・メキシコ初参戦で、あとは2017年にレッキ(下見走行)を担当したくらいしか経験がないんだ。そのことを考えると、トップ5でフィニッシュできたら、僕にとって素晴らしい結果ということになる」
「僕たちの出走順は、最初の数組と比べたら有利だ。そのことを活かせるかどうかは自分たちにかかっている。ここでのステージでは着実に効率的なドライビングをする必要がある。ステージは高地だから、100馬力ほど失うことになるからね」
