9月30日のデイ1は4SSの構成。このラリーを制し、ライバルのポイント状況次第では4連覇が確定するオジエ選手は、初日から素晴らしい走りを見せ、4カ所すべてのSSでトップタイムを記録、2位以下に44秒の大差をつけました。ラトバラ選手とミケルセン選手も、デイ1を3、4位で終えました。

 10月1日のデイ2も、前日と同様、全4SSで戦いが繰り広げられました。午後はにわか雨が降る不安定な天候となり、各クルーは突然の降雨を意識しながらも、急速に乾く路面にも対応しなければならず、難しいタイヤ選択を強いられました。

 オジエ選手は、この日も安定したパフォーマンスを見せて首位をキープ。ミケルセン選手がラトバラ選手を逆転し、3位と4位が入れ替わりました。

 ポロR WRCは、600回目のSSウィンをマークしました。2013年のデビュー以来、892カ所のSSにアタックし、そのうち2/3を制したことになります。

セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)

 大量リードに守られたオジエ選手は、最終デイ3も無難にまとめてWRC通算36勝目を手中に収めるとともに、4連覇に向けて大きく歩を進めました。

「ツール・ド・コルス」前にはオジエ選手を含めて7名のドライバーにタイトル獲得のチャンスがありましたが、このラリーを終えてチャンスが残されているのは、オジエ選手とミケルセン選手のほか1名のみとなりました。

 第11戦「ラリー・スペイン」は、10月13日~16日に、バルセロナ南のリゾートタウン、サロウを中心に開催されます。このラリーには、オジエ選手とフォルクスワーゲン・モータースポーツのダブルタイトル決定の可能性があります。

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