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投稿日: 2016.10.25 17:46
更新日: 2016.10.25 17:57

WRC中国開催中止の理由は道路破断にあらず? 来季開催見送りの可能性も


ラリー/WRC | WRC中国開催中止の理由は道路破断にあらず? 来季開催見送りの可能性も

 今季開催が中止された世界ラリー選手権(WRC)中国ラウンドについて、ふたたびカレンダー入りを果たすのが2018年シーズンまで遅れる可能性が浮上してきた。

 今年9月のシリーズ第10戦に組み込まれていたラリー・チャイナは、大雨の影響で開催地の北京市懐柔区の道路にダメージがあったため、開催が中止された。

 現地では道路の修復工事が進んでいるが、そもそも懐柔区が世界選手権を開催するのに適した場所なのか疑問視する声が出ている。

 今週、ラリー・チャイナのルートに組み込まれていた道路を走行したという情報筋は、道路のダメージが深刻だったという“公式発表”に疑問を投げかける。

「私が走ったところ、ラリー開催の障害になりそうな場所は2カ所だけだった。しかも、そのうちひとつは簡単に修復できそうに思えたよ」

「9月の段階でもラリー・チャイナを開催することはできたはずだ。開催中止の理由はこれ以外に存在すると思う」

「1番の問題は懐柔区がWRCを開催するホスト地として最適なのか、そして区自体が開催を望んでいるのかということだ。これは、そのほかの中国地域にも言えることだけどね」

 WRCの中国開催は選手権に参戦している自動車メーカーが望んでいるという側面もあり、シトロエンCEOのリンダ・ジャクソンはラリー・チャイナ開催の道筋が見えたことが同社のWRCプログラム継続を決定する要因のひとつだったと語っていた。


この記事は国内独占契約により英 AUTOSPORT.com 提供の情報をもとに作成しています

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