世界ラリー選手権(WRC)第12戦ラリーGBは29日、SS9~16が行われ、セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がトップをキープ。2番手に対し33.8秒のリードを築いている。

 前日終盤にはトランスミッション周りの不具合を訴えていたオジエだが、一夜明けた土曜日も好調を維持。ステージトップこそSS10、SS15の2SSのみだったものの、総合2番手につけるオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)がギャップを削ってきた際には、次のステージで反撃するなど、王者らしい盤石の走りで30秒以上のリードを確保した。

セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)
セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)

 総合2番手のタナクは、この日行われた8SS中4SSを制してみせ、総合3番手に対するリードを1分にまで広げている。

ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)
ヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)

 ティエリー・ヌービルとヘイデン・パッドンのヒュンダイ勢による総合3位争いは、この日も接戦。一時はヌービルが15秒近いリードを築いたものの、終盤の2SSでパッドンが反撃し、12.6秒までギャップを戻しておおり、最終日も激戦が予想される。

クリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)
クリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)

 ヒュンダイ同士の総合3位争いの42.4秒後方には、地元イギリス出身のクリス・ミーク(シトロエンDS3 WRC)が続き、さらにその1分以上後ろにダニ・ソルド(ヒュンダイi20 WRC)と続いている。

 競技最終日となる現地30日はSS17~22の6SSが行われる。

本日のレースクイーン

松田蘭まつだらん
2025年 / オートサロン
AUTOWAY/東京オートサロン2025
  • auto sport ch by autosport web

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    RA272とMP4/5の生音はマニア垂涎。ホンダF1オートサロン特別イベントの舞台裏に完全密着

    もっと見る
  • auto sport

    auto sport 2025年4月号 No.1606

    [検証]F1史上最大の番狂わせ
    ハミルトン×フェラーリ
    成功の確率

    詳細を見る