四輪市販車部門を戦うチームランドクルーザー・トヨタオートボデーの三浦昂(TLC VDJ200)は、石が転がる路面で1度パンクを喫したものの、その後は順調に走行しステージ41番手/総合39番手でフィニッシュした。

 チームメイトのロナルド・バソ(TLC VDJ200)はノーパンク、ノースタックで11日目を走破しSS42番手/総合40番手につけ、TLCはクラスワン・ツー・フィニッシュに王手をかけた。

 トラック部門の排気量10L未満クラスにエントリーしている日野チームスガワラの菅原照仁(日野レンジャー)も、パンクやスタックとは無縁の1日となった。また、車両トラブルもなく大型クラスのライバル勢と遜色ないペースで走行。結果、ステージ13番手/総合13番手でビバーク地のヤンブーにたどり着いている。
 
 二輪クラスでは、レッドブル・KTM・ファクトリーチームのサム・サンダーランド(KTM 450ファクトリー)が2番手に2分35秒差をつけてステージ11を制し、総合でも2番手に浮上した。

 ロックスター・エナジー・ハスクバーナ・ファクトリー・レーシングのパブロ・キンタニージャ(ハスクバーナFR450ラリー)に次ぐステージ3番手となったモンスターエナジー・ホンダチームのケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)は前日から総合首位をキープ。サンダーランドに対しては5分7秒、チームメイトでディフェンディングチャンピオンのリッキー・ブラベック(ホンダCRF450ラリー)には7分13秒のリードを持ってラリー最終日に臨む。

 なお、ホンダのもう1台を駆るホアン・バレダ(ホンダCRF450ラリー)は給油ポイントを逃したため267km地点でガス欠に陥り、ここで無念のリタイアを喫することに。総合4番手につけていた彼はその後、前日の転倒による負傷の状態を確認するため地元の病院に搬送されている。

 1月15日に迎える最終日の“ステージ12”は、ヤンブーからラリーのスタート地となったジェッダに至る総走行距離447kmのコース。2021年のダカールチャンピオンが決定する最後のSSの走行距離は200kmだ。

サム・サンダーランド(KTM 450ファクトリー)
サム・サンダーランド(KTM 450ファクトリー)
ケビン・ベナバイズ(ホンダCRF450ラリー)
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