開幕戦ウイナーのオジエは「クロアチアは新しいラリーだが、私としてはキャリアのこの段階に至ってなお、新しい発見をできることにワクワクしている」とコメント。
エバンスは事前に行ったテストについて、「このクルマと新しいピレリタイヤでドライコンディションのターマックを走る経験はこれまであまりなかったので、テストでは色々なセッティングを試しましたが、走り始めてすぐに良いフィーリングを得ることができた」と語っている。
今季からチーム代表を務めるラトバラは「WRC初開催のクロアチアは、とてもハイスピードなターマックラリーのようなので楽しみだ」と述べた。
「路面は変化にとんでおり、荒れて滑りやすい場所もありそうなので、ドライバーにとっては難しいチャレンジになるだろう」
「最近のモンツァやモンテカルロの結果でも分かるように、ヤリスWRCはターマックラリーでとても強いが、だからといってそれが当然のことだとは思っていないし、成功するためには努力が必要だ」
「クロアチアでは計6日間テストを行い、ラリーで走行するであろう道と、できるだけ似た道を走るようにした。クルマについてはすでに深く理解しているし、セットアップを大きく進化させ続けるのは簡単ではないので、新しいピレリタイヤの性能を最大限に引き出すことに集中してテストに取り組んだよ」
2カ月近いインターバルを経て2021年シーズンの再開ラウンドとなるWRCクロアチアには、TOYOTA GAZOO Racing WRCチャレンジプログラムに臨む勝田貴元も、引き続きトヨタ・ヤリスWRCで参戦する。