初日5番手となったカッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC)は、ピレリの新しいPゼロ・ハードタイヤの特性を理解するのに苦労し、首位と38秒差、ソルドからは13.2秒遅れた。

 Mスポーツ勢はともにトップから1分以上のギャップを築かれ、アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC)が総合6番手、ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC)は総合7番手となっている。総合8番手は今戦WRカーで参戦しているオリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20クーペWRC)、母国でWRカーデビューを果たしたニル・ソランス(ヒュンダイi20クーペWRC)が9番手だ。10番手にはWRC2クラス首位のエリック・カミリ(シトロエンC3ラリー2)がつけた。

 一方、オールターマックという条件から好成績が期待された勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC)は、既報のとおりSS1でクラッシュを喫し、マシンの左フロント部をダメージを負ってデイリタイアに。勝田は事故後、自身のTwitterを更新し、「ペースノートのコールを勘違いし、オーバースピードでバリアにヒット」したと状況を説明している。

 また、この競技初日では2019年王者オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC)が2度のアクシデントを起こし戦列を離れることになった。ヒュンダイのダブルエースの一角はSS2でのスピン後、ラリーに復帰していたがSS4でふたたびコースアウト。このアクシデントによってi20クーペWRCのシャシーが損傷したため、リタイアを余儀なくされている。

 ラリー・スペインの競技2日目、16日(土)のデイ2はサービスパークの北東エリアで、前回大会でも使用された定番の3本のターマックステージを日中のサービスを挟んで各2回走行する。また、1日の最後にはサロウの海岸近くで全長2.24kmの市街地ステージも行われる予定だ。計7本のSSの合計距離117.45kmは今大会最長。リエゾン(移動区間)を含めた総走行距離は491.33kmだ。

カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
カッレ・ロバンペラ(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
アドリアン・フルモー(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
ガス・グリーンスミス(フォード・フィエスタWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
オリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
オリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
ニル・ソランス(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
ニル・ソランス(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
勝田貴元(トヨタ・ヤリスWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第11戦スペイン
オット・タナク(ヒュンダイi20クーペWRC) 2021年WRC第11戦スペイン

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