ラリーは首都アテネのアクロポリスで7日(木)に開幕し、セレモニアルスタートが行われた後、市街地のウォーターフロントに新設されたスーパーSSが1本行われる。本格的な戦いが始まるのは翌日のデイ2からだ。

 SS2~6の計5本、合計101.98kmのステージを走行するデイ2は、前年と同様にミッドデイサービスが設定されず、タイヤフィッティングゾーンでのタイヤ交換と簡易的な整備作業のみで一日を走り切ることになる。さらに、同じステージを2回走行するのはSS2/4の“ルートラキ”のみとなるため、金曜日の出走順が1番手となるロバンペラにとっては前年と同様に、不利な路面コンディションでの戦いとなる可能性がある。この日に5本のステージを走りながら北方へ移動した選手たちはラミアに設けられたサービスパークでデイ2を終える予定だ。

 9日(土)のデイ3はラミアのサービスパークを中心に3本のステージを2回ずつ走行。デイ2とは異なり途中でミッドデイサービスが設けられるが、この日の走行は6本のSSで合計141.52kmと4日間で最長の一日となる。競技最終日の10日(日)は、3本合計62.91kmのステージを走行予定。最終ステージでありパワーステージに指定されるSS15“グラムメニ2”はSS14の再走ステージだ。

 デイ1からデイ4までの4日間で走行するステージは全部で15本、都合307.89kmのSSにリエゾンも含めた総走行距離は1235.17kmに上る。

■2022年の苦戦がモチベーションに繋がっている

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