自身5度目のワークス参戦となった勝田は、午前中のループで苦戦を強いられながらも、午後はセッティングを変更したことでペースが向上しロバンペラと6.9秒差の総合6番手につけている。彼の後方は50秒以上の間があいて“ラリー1デビュー戦”に挑むグレゴワール・ミュンスター(フォード・プーマ・ラリー1)が総合7番手につけている。WRC2勢のサミ・パヤリ、オリバー・ソルベルグ(ともにシュコダ・ファビアRSラリー2)が総合8、9番手。地元チリ出身のアルベルト・ヘラー(フォード・プーマ・ラリー1)が10番手に入った。
なお、ラリー・チリの競技初日は大きなアクシデントも続発した。オープニングステージでは、エサペッカ・ラッピ(ヒョンデi20 Nラリー1)がフィニッシュ直前のコーナーでイン側のコンクリートブロックにフロントを引っ掛けてしまい、ロールをともなうビッグクラッシュを喫した。幸いラッピとコドライバーのヤンネ・フェルムは無事だったが、マシンの損傷が激しくヒョンデ・シェル・モビスWRTはラッピ組のリタイアをアナウンスしている。
また、Mスポーツのピエール-ルイ・ルーベ(フォード・プーマ・ラリー1)もSS3の15km地点付近でコースオフ。こちらもクルーの無事は確認されているものの、マシンがロールし大きなダメージを負ったことから翌日のラリー復帰は難しいと思われる。
そのデイ2はサービスパークの南側エリアで、3本のステージをミッドデイサービスを挟んで各2回走行する。SS7からSS12までのステージ合計距離は154.00kmとなり、これは3日間で最長。リエゾン(移動区間)も含めた一日の総走行距離は522.10kmに上る。







