WEC世界耐久選手権に参戦しているトヨタGAZOO Racingのテクニカルディレクター、デビッド・フローリーは、9月7日にサーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で行われた第6戦『ローンスター・ル・マン』について、WECの長い歴史の中で、「我々が経験した最悪のレースのひとつ」であると表した。
■8号車を助けるため、ラップダウンの7号車がスリックへ
テキサス州オースティンに位置するCOTAでのレースは悪天候で始まったが、2台のトヨタGR010ハイブリッドはペース不足とコースオフの連続により9位と14位でフィニッシュしていた。
セバスチャン・ブエミ、平川亮、ブレンドン・ハートレーがドライブする8号車は、優勝したポルシェ・ペンスキー・モータースポーツの6号車ポルシェ963に1分以上遅れをとり、9位で2ポイントを獲得した。一方、小林可夢偉、ニック・デ・フリース、そして負傷したマイク・コンウェイの代役として出場したホセ・マリア・ロペスがドライブする7号車は、4周遅れに終わった。
