LM-GTEプロクラスで行われているBoPについては多くの関係者から、さまざま意見が出ているが、コルベット・レーシングは“大騒ぎ”することに興味はないとの立場を示した。
チームを率いるダグ・フェハンは「BoPのコンセプトは、エンジンの搭載位置や種類、過給器の有無に関わらず、マシンのパフォーマンスをイコールにすることだ」と述べる。
「このアイデアに従えば、どのマシンにもファステストラップや勝利を獲得するチャンスがある。そして、我々には最速のマシンを追い求めるような哲学は存在しない」
「このル・マンで勝利するためには、どんなコンディションでも快適かつ簡単にドライブするマシンが必要なんだ。ドライバーたちが快適に感じてくれれば、彼らにかかるストレスはほとんどなくなる」
「予選でも、我々は1周分の燃料を積んで新品タイヤを投入しての予選アタックはしなかった。レースでそんな状況は決して訪れないからだ」
