ポルシェは2日、5月7日に決勝レースが行われるWEC世界耐久選手権第2戦スパのプレビューを公開したが、このなかで、第2戦に向けて開幕戦シルバーストンで使用されたハイダウンフォース仕様の空力パッケージと、第3戦ル・マン24時間で使用されるロードラッグ仕様の“ミックス”で参加すると発表した。
スパは長いストレートと、ハイスピードなコーナーで構成されるサーキットだが、ポルシェのチームプリンシパルを務めるアンドレアス・ザイドルはプレビューのなかで「7kmと長く、アップダウンがあるサーキットのスパでは、いつもドラッグを減らしたい長いストレートと、ダウンフォースが欲しいハイスピードコーナーの間での妥協が求められる」と語っている。
「先週、アラゴンで耐久テストを行ったが、このときにル・マン用のエアロパッケージを調べた。そのなかのパーツを、スパで使うことになる」
ル・マン仕様のロードラッグパッケージの写真についてはポルシェから公開されていない。
第2戦スパに向けては、トヨタTS050ハイブリッドはハイダウンフォース仕様での参加を明らかにしているが、アウディR18についてはまだどちらの仕様で臨むか明らかにされていない。