「間違いなく勝てると思っていた。マージンも充分あり、そのまま行けばトップで戻れるはずだったけれど、不運にもピットストップ作業で時間をロスし、加えてペナルティまで受けることとなり、優勝争いから脱落してしまったんだ」とレース序盤の出来事を振り返ったカラム。

 終盤の追い上げについては「僕にドライバーチェンジしたまさにその時、雨が降り始め、チャンスだと思ったよ。僕は雨のなかでレースを戦うのが大好きだからね。スリックタイヤのまま濡れた路面で走るのは本当に大変だけど、好きなシチュエーションのひとつで、とても楽しかった」とコメント。

「5位でフィニッシュできたことはとてもうれしいよ。僕たちの14号車にとっては今季ベストリザルトだし、チームのベストリザルトタイ記録でもあるからね。あと1周か2周あれば表彰台も狙えたと思うよ」

 予選不参加となったことからクラス14番手スタートとなった15号車レクサスはレース序盤、スタートドライバーのアロンがじりじりとポジションを上げていき、19周目には11番手まで浮上した。

 その後、14号車と同じくレース終盤の雨でスリックタイヤでのウエット路面走行を強いられながらも、アンカーのホークスワースは無事にマシンをフィニッシュまで運び、クラス12位でチェッカーを受けている。

「まず何よりも最初に言っておきたいのは、結果よりも、夜を徹して車両を走れるようにしてくれたスタッフの素晴らしい仕事についてだ」とホークスワース。

「彼らは激しくクラッシュした車両を完璧に修復するという、信じられない仕事をやってのけ今朝のウォームアップではコースレコードに近いタイムで走れるまでにしてくれたんだ」

「僕らのマシンはペースも良かったのだけど結果にはつながらなかった。今日はちょっと運に恵まれなかたったね。ジャッキアップ時にタイヤが回ってしまったということでドライブスルーペナルティを科され、何台かにパスされたのだけど、そのなかにクラス首位の車両が居たため周回遅れとなってしまったんだ」

 WSCCの次戦、第8戦は2週間後の7月21~22日、コネチカット州のライム・ロック・パークで2時間40分のセミ耐久レースが行われる。

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