「明日も荒天の予報が出ており、2台のポルシェをフロントロウからスタートさせることが重要だった。これはアドバンテージになる」と語るのは、LMP1プロジェクトを率いるフリッツ・エンツィンガー。
「ポールポジションポイントを獲得して、両タイトル防衛に向けて前進することができた。そして我々の予想したとおり、トヨタは強敵だった。チーム全員の努力を祝福したい」
「919ハイブリッドと挑む耐久レースも残り3戦だ。明日のレースを心待ちにしている」
ポールポジションを獲得したバンバーは「チームのフロントロウ独占に貢献し、そして僕にとって初めてのポールを獲得できてうれしいよ」と語った。
「1号車とは本当に接近した争いだった。お互いに全力を出し切った結果だし、チームとポルシェは素晴らしい努力をしてくれた」
ハートレーも「予選のタイム差はわずかだったから、この結果には満足している」としつつも「決勝は天候が読めず、大雨になる可能性もあるんだ」と6時間の決勝へ気を引き締めた。
惜しくもポールに届かなったロッテラーは「本当に滑りやすいコンディションだった。2度目のアタックでタイム更新に挑んだけど、トラフィックに引っかかってしまい、うまく結果を残せなかった」と悔しさをにじませるコメント。
タンディも「ウエットコンディションの予選は本当に難しかった。全力でプッシュしながらも一切ミスをしてはいけないんだからね」と走行を振り返っている。
WEC第7戦富士の決勝レースは10月15日、11時から6時間で争われる。