ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.06.03 14:11
更新日: 2016.06.03 14:36

アウディ、ニュル24時間は「ひときわ厳しい性能調整と多くの不運」で予期せぬ結果


ル・マン/WEC | アウディ、ニュル24時間は「ひときわ厳しい性能調整と多くの不運」で予期せぬ結果

Audi、ニュルブルクリンク24時間レースで多くのアクシデントに見舞われる

●ベルギーアウディクラブ チームWRT、アウディ勢最上位の8位
●2つのプライベートチームが、上位20位以内でフィニッシュ
●悪天候と多くのアクシデントに見舞われた、まれに見る過酷なレース展開

5月29日 インゴルシュタット/ニュルブルク:アウディはニュルブルクリンク24時間レースで、2009年以降、3度のクラス優勝に続き3度の総合優勝を飾ってきました。そしてこの素晴らしい流れを変えることがないように今年も万全の体制でレースに臨みました。しかし、アウディスポーツ カスタマーレーシングがサポートした2台がトップ10内に入ったものの、誰もが予期せぬ結果となりました。アウディ勢で最も上位となったのは、総合8位を獲得したベルギーアウディクラブ チームWRT、次いで10位獲得のツインブッシュ モータースポーツでした。

アウディスポーツ カスタマーレーシング代表のクリス レインケは、「伝説的レースのニュルブルクリンク24時間レースに駆けつけた大観衆は、今年も数多くの競合を相手に、アウディが素晴らしい総合優勝争いを繰り広げると予測していましたし、私達もそのつもりで闘っていました。しかし、ひときわ厳しい性能調整規則が適用されたことに加え多くの不運に見舞われ、予想とは異なる結果となりました」とコメントしています。アウディのトップドライバー達は、非常に多くのリスクを抱えながらトップ争いを続けていましたが、望みは叶えられませんでした。

Audi R8 LMSを擁して闘った6チームの中で、最も上位でゴールしたのは、ベルギーアウディクラブ チームWRT。ロビン フラインス/スチュアート レオナルド/エドワード サンドストローム/フレデリック ヴェルビッシュ(オランダ/イギリス/スウェーデン/ベルギー)組が、いつアクシデントに見舞われてもおかしくない非常に危ういレースを闘い抜き、8位でゴールしました。彼らは、サンドストロームが雨の中でガードレールに接触してサスペンションユニットを交換した以外はほぼ無傷でゴールしました。アウディ勢のセカンドベストは、ツインブッシュ モータースポーツでした。デニスとマークの、双子のブッシュ兄弟(ドイツ) にクリスチャン マメロウ(ドイツ)とレネ ラスト(ドイツ)を加えたクルーは、非の打ち所のないドライブを続け、総合10位でゴールしました。

この他のチームが不本意な成績に甘んじてしまったことが、いかに今年のレースが不安定で難しいものであったかを語っています。レース前半は、雹混じりの非常に激しい雨が続き、その後は霧が現れました。非常に視界が悪くなった夜間のセッションで、アウディ レースエクスペリエンスのアレックス ユーン(マレーシア)がアクシデントに見舞われました。そして早朝には、昨年の覇者、アウディスポーツ チームWRTのニコ ミューラー(スイス)を不運が襲います。ミューラーは、コース上で逆方向を向いて止まっていたマシンを避けた反動で、ガードレールに衝突してしまいました。大きく破損した彼のマシンを修復するピット作業は3時間にも及びました。そのわずか3周後、アウディスポーツ チームフェニックスから出場していた、過去2回の優勝経験を持つマルクス ウィンケルホック(ドイツ)が、コナー デ フィリッピ(アメリカ)がドライブしていた、モンタプラストbyランドモータースポーツのAudi R8 LMSに衝突するという事態が起きました。残念ながら、この2台はレースへの復帰がかないませんでした。さらにゴール直前に、その次点で総合6番手を走行していたフェニックスレーシングの5号車をドライブしていた大ベテランのフランク スティプラー(ドイツ)が、他車と接触するアクシデントに見舞われリタイアとなりました。

まれに見る過酷な展開となった今年のニュルブルクリンク24時間レースでしたが、ドライバー全員がプライベーターという2チームが、ともに上位20位以内でゴールするという健闘もありました。アウディ レースエクスペリエンスのクリスチャン ボラース / マキシミリアン ハックレンダー / ラルフ オーベーハース / ミック オゥルソン(ドイツ/ドイツ/ドイツ/スウェーデン)組が14位を獲得し、今年初めてAudi R8 LMSで参戦したカーコレクション モータースポーツのロニー サウレマン / ペター シュミット / アンドレアス ジエグラー(スイス/ドイツ/ドイツ)組が、18位を獲得しました。

ニュルブルクリンク24時間レースの決勝結果
1:クリストドロウ/エンゲル/メッツァー/シュナイダー(メルセデス)134laps
2:ホーエンナデル/シーフリード/ヴェトリス/ヴァンデルザンデ(メルセデス)+5.697s
3:アルゼン/アーノルド/ゴッツ/セイフファーツ(メルセデス)-1lap
4:ブールマン/エンゲル/ハウプト/ミューラー(メルセデス)-1lap
5:エング/マーティン/シムス/ヴェルナー(BMW)-1lap
6:アッシュ/ヘイヤー/ケイルウィッツ/ルードヴィッヒ(メルセデス)-3laps
7:ブリュック/ハムプレヒト/メンゼル/スミス(ベントレー)-3laps
8:フラインス/レオナルド/サンドストローム/ヴェルビッシュ(AudiR8LMS)-4laps
9:ダンブレック/ヘンツラー/インペラトリ/ラッギンガー(ポルシェ)-4laps
10:ブッシュ/ブッシュ/マメロウ/ラスト(AudiR8LMS)-4laps


関連のニュース

本日のレースクイーン

ジェームスガレージガールズ
岩波彩華(いわなみさやか)

ル・マン/WEC Photo Ranking

フォトランキング