2016年シーズン、イタリアン・グランツーリスモ・チャンピオンシップのスーパーGTカップに参戦している日本人ドライバーの笠井崇志が上位フィニッシュを繰り返している。

 2013年にカートのCIK-FIAワールドチャンピオンシップで優勝した経験をもつ笠井は、14年にマックス・フェルスタッペンらとともにフェラーリ・ドライバーアカデミーに参加。名門プレマパワーからFIA-F4に参戦。その後、本人の希望もありスポーツカーレースを目指し、15年はポルシェカレラカップ・イタリア(PCCI)に参戦した。

 20歳の笠井は、今季イタリアン・グランツーリスモ・チャンピオンシップのうち、ワンメイクカップカーで争われるスーパーGTカップに参戦。PCCI時代と同じアントネッリ・モータースポーツから、マッテオ・デシデリと組みランボルギーニ・ウラカンをドライブしている。

笠井がドライブするランボルギーニ・ウラカン
笠井がドライブするランボルギーニ・ウラカン

 そんな笠井が挑んだ第3戦の舞台はミサノ。1回目の予選ではデシデリがアタックし3番手。2回目の予選では笠井がアタックし5番手を獲得した。

 このイタリアGTのスーパーGTカップでユニークなのは、前戦で好成績を残すとウエイトハンデ等の調整ではなく、ピットストップでタイム加算される点。レース1ではデシデリがスタートしたあと、オイルに乗りスピン。追い上げ笠井にバトンタッチするが、第2戦イモラで優勝/3位(このラウンドは笠井はドライブしていない)を得ていたこともあり、15秒のストップが課せられ、笠井はコースに復帰後追い上げ4位でチェッカーを受けた。

笠井がドライブするランボルギーニ・ウラカン
笠井がドライブするランボルギーニ・ウラカン

 レース2はウエットとなったが、5番手でスタートした笠井は安定したドライビングで5番手でデシデリにバトンを渡し、デシデリが3位と僅差の4位でフィニッシュ。笠井は着実にポイントを積み重ねている。レース中のミスもなく、チームからの評価も高い様子だ。

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