更新日: 2018.08.28 12:21
ポルシェ 2018/19年WEC第3戦シルバーストン レースレポート
FIA世界耐久選手権(WEC)第3戦、シルバーストン/イギリス
ポルシェが2クラスで表彰台を獲得
ポルシェAG(本社:ドイツ、シュトゥットガルト 社長:オリバー・ブルーメ)は、イギリスのシルバーストンで開催されたFIA世界耐久選手権(WEC)の波乱に満ちた第3戦において、510PSのポルシェ911 RSR 92号車のステアリングを握るケビン・エストーレ(フランス)/ミハエル・クリステンセン(デンマーク)組が3位を獲得しました。
91号車のリヒャルト・リエツ(オーストリア)/ジャンマリア・ブルーニ(イタリア)組は、2位でチェッカーを受けましたが車高違反により失格となっています。
6万240人の観客が見守るシルバーストンでは、5つのメーカーによる10台の車がGTEプロクラスの優勝を競いました。
さらに4台のポルシェ911 RSRがGTEアマクラスに参戦し、デンプシー-プロトン・レーシングから出場したポルシェ・ヤングプロフェッショナルのマット・キャンベル(オーストラリア)/クリスチャン・リード(ドイツ)/ポルシェ・ジュニアのジュリアン・アンドロウアー(フランス)組が優勝を飾りました。
ポルシェはGTEプロクラスのマニュファクチャラーズ選手権と、GTEプロとGTEアマのドライバーズ選手権で首位となっています。
気温23度、時折雲に覆われた空の下で、イギリスの観客たちは、トップが激しく入れ替わる迫力満点のレースを楽しみ、そのなかでエストーレ/クリステンセン組は渾身のレースを繰り広げました。
ポルシェ911 RSR 92号車を駆るエストーレは見事なスタートを切った後、総勢34台の中から先頭集団のクラッシュを最大限に利用して、GTEプロクラスのトップに立ちます。クリステンセンは、2回目のスティントで発生したタイヤトラブルで6番手まで後退したものの、的確なピットストップ戦略で首位に返り咲いてリードを保ちます。
終盤にはトップの座を譲り渡すことになりましたが、この2名のル・マン覇者は、ドライバーズ選手権の首位を維持しています。