また、55号車マツダのボマリートもマシンの修復に時間を費やしたスタッフを労う。
「とてもタフな週末になった。僕たちのチームクルーは、完璧にクルマを修復してくれた。それは賞賛に値すると思うよ」
「そのおかげでクルマの調子は非常によく、スタートで数台をパスすることができたのだからね。しかし、その後はアクシデントがあり、被害を最小限にしようとしたけれど、スピンしてタイムを失ってしまった」
「クルマが速かっただけに残念だよ。それでも後半のハリー(・ティンクネル)は良いペースで走ってくれた。次のミドオハイオでは勝利を目指すよ」
僚友77号車マツダのヌネスは「スタートでは、5番グリッドから3位に上がれてとても気持ちよかった」とコメント。
「(今日のレースは)僕たちがトップグループで戦えることを証明したと思う。ピットワークもオリバー(・ジャービス)のプッシュもとてもよかったのだけど、後半はペースが上がらずポジションを失ってしまった」
「(ペースダウンは)タイヤのグリップが保たなかったみたいだ。(原因は分かっているから)次のレースに向けて、前向きにいきたいと思う」
インディカー・シリーズとの併催イベントとなったロングビーチラウンドでは、往年のIMSAシリーズ参戦車両によるクラシックカーレースが行われ、マツダUSAからはロータリーエンジンを搭載した1991年式マツダRX-7 GTOが参戦した。
ジョエル・ミラーがドライブしたこのマシンは予選で2位を獲得すると、決勝でもアメリカンV8や大排気量ターボエンジンを搭載したライバル車を相手にポジションを譲らず。唯一のロータリーエンジン車として軽快な4ローターサウンドを轟かせながら、ニッサン300ZXに次ぐ2位でチェッカーを受けている。

