ピットロード側からも見てみましょう。売店っぽい雰囲気ですが(笑)、紛れもなくル・マン24時間レースのピットボックスです。
正面から見てみます。何かバブル期の都心部で地上げに反対している地主という雰囲気を醸し出していますね。
しつこいようですが、ピットロード入り口側から見てみましょう。TS030ハイブリッドでWEC世界耐久選手権に参戦して以来、トヨタはル・マン24時間レースにおいて自チームの後ろ、ピットの進入側に他チームが居たという経験がありません。
長い24時間レース、ピットロード上にいるトヨタのクルーたちは色々と気を遣うことになりそうです(ユナイテッド・オートスポーツのお隣となる7号車は特に)。
今度は中を覗いてみましょう。意外と広く柱もなく使いやすそうですが、給油タンクへガソリンを送る装置が見当たりませんね。
パドック側ではもの凄い距離感でトランスポーターが進入して来ています。フェンスとの距離数センチです。ちなみにACOの広報スタッフもこのピットの件(MotoGPの直後に造られたらしい)は知らされておらず、驚いているとのこと。何処からピットロードに行けばいいの? の問いにはまさかの「知らない」という答えでした。
マクラーレンのザック・ブラウンさんが共同オーナーを務めるユナイテッド・オートスポーツさんのお隣さんとなったトヨタも絶賛設営中です。給油装置も照明もパーティションもまだまだです。
各チームに設置された公式チームボードはとてもシンプル。およそ1年ちょっと、と長いシーズンを過ごしてきたWEC的にはこのル・マン24時間が最終戦。同ラウンドを“スーパーフィナーレ”と銘打って盛り上げます。
パドック側にはWEC“スーパーシーズン”各ラウンドのポスター柄をまとめたボードも出現。2018年4月からスタートしていたんですね。でも、ル・マン24時間が終わって翌月には2019/2020年シーズンのプロローグテストが予定されていたりします。
ホームストレートにやってきました。スタンド側のウォールにはル・マン24時間レースを主催するACO(フランス西部自動車クラブ)と友好協定を締結した鈴鹿サーキットの看板が新規に出現!
まだまだ搬入が続くル・マン、サルトサーキットですが今日のところはここまでです。現地は肌寒く時折激しい雨が降っていますが、テストデーが行われる週末にかけては好天が期待できそうです。ではひとまずサーキットを離れます。