サンナによるとランボルギーニは現在、新たな取り組みを完全なワークス活動ではなく、高いレベルを持つ既存チームとパートナーシップを結ぶカスタマープログラムとして立ち上げることを検討しているという。

 同社はすでに、少なくともひとつのIMSAチャンピオン経験チームと予備交渉を行ったとみられている。

「ランボルギーニは今日までカスタマーレーシング・プロジェクトに深く関与している」と述べたサンナは「現時点では、LMP1のようなワークス活動は検討していない」と続けた。

「カスタマーチームとともにそれを行うことは可能なはずだ。キャデラックがいい例だろう。我々も外部のチームと協力してプログラムを進めたいと考えているんだ」

「しかし、我々はマニュファクチャラーとしてトップレベルのカテゴリー(で結果を残すこと)について話をしているため、提携するチームはチャンピオンシップを争うレベルである必要がある」

■WECとIMSA、ふたつを同時進行させるのは「非常に難しい」

 WECがDPi規定を採用することなく“ハイパーカー規定”を選択したことにより、世界選手権と北米スポーツカーシリーズでテクニカルレギュレーションの統合は実現しなかった。このためサンナは、ランボルギーニが両方のカテゴリーに同時に参入する可能性を除外した。

「多くのことが可能だが、そのすべてにコストが掛かる。そのコストを抜きにしても、会社の方向性を理解するために取締役会とプログラムについて共有しなければならない」

「なぜなら、私たちは今後5年間に影響を与えるプログラムについて話しているからだ」

「マーケティングの観点からも、製品ポジショニングの観点からも、そのすべてを会社とシェアする必要がある」

「結局のところ、モータースポーツは弊社の技術力を高める場であると同時にマーケティングツールだ。だから、会社が最善だと思っていることをしなければならないんだ」

 サンナ氏によると、ランボルギーニは最終決定を下す前に、今後12カ月をかけて選択肢を探っていく計画だという。

笠井崇志がドライブするスーパートロフェオ
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88号車メルセデスAMG GT3の追撃を交わしてレース1のトップチェッカーを受ける563号車ランボルギーニ・ウラカンGT3
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