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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2016.10.17 12:31

アウディジャパン WEC第7戦富士 決勝レポート

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ル・マン/WEC | アウディジャパン WEC第7戦富士 決勝レポート

Audi、激闘の末にWEC富士戦で2位を獲得

■ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス組が2位を獲得
■アウディドライバーがチャンピオンシップのポイント差を詰める

 10月16日インゴルシュタット/富士:FIA世界耐久選手権(WEC)の富士戦は、これまでにない白熱した大接戦となりました。6時間にもおよぶ長き闘いの末に、アウディ、ポルシェ、トヨタの3チーム間のタイム差はごくわずか。アウディは5時間に渡りトップを走行していましたが、わずか1.4秒差で2位となりました。

 ルーカス・ディ・グラッシ/ロイック・デュバル/オリバー・ジャービス(ブラジル/フランス/イギリス)組は、日本のレースファンに驚異的なパフォーマンスを披露しました。

 彼らは決勝レースを今シーズン2度目のポールポジションからスタートしました。その後は6号車のトヨタと1号車のポルシェを相手に、6時間に渡る非常に厳しい闘いを繰り広げ、わずか1.4秒という僅差で2位となりました。

 アウディモータースポーツ代表のDr.ウォルフガング・ウルリッヒは「3人のドライバーは、素晴らしいパフォーマンスを発揮、最後まで激しいバトルを繰り広げました。トヨタは最後のピットインをギリギリまで遅くし、さらにタイヤ交換をしないという戦略を実行し、初めてトップに立ちました。

ポールポジションからスタートするアウディ8号車
ポールポジションからスタートするアウディ8号車

 ロイック・デュバルはトップ奪還のためにトヨタを猛追し、およそ12秒もの間隔を取り戻しました。非常に残念なことに僅差で及びませんでしたが、今大会は希にみる激しい展開となったレースでした」とコメントをしています。

 アウディは富士戦で2位を獲得したことで、チャンピオンシップ獲得にさらに近づきました。今回、ディ・グラッシ/デュバル/ジャービス組は9ポイントを獲得、順位は2番手ですが、ランキングトップのロマン・デュマ/ニール・ジャニ/マルク・リーブ組とのポイント差を、わずか28.5ポイントにまで縮めました。

7号車マルセル・ファスラー/アンドレ・ロッテラー/ブノワ・トレルイエ組は、トレルイエが4番手を走行中の18周目に、ハイブリッドシステム内のモータージェネレーター・ユニット(MGU)に不具合が発生しました。

 レースを続行するために、アウディスポーツ・チームヨーストは、フロントのドライブシャフトを取り外した状態で、マルセル・ファスラーがレースに復帰。同時にアウディはFIA側に、今回の処置がレギュレーション上どの様に解釈されるかを照会したところ、技術委員長からその状態での走行はホモロゲーション規則に違反するとの指摘を受けリタイア。


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