実際、次のSC導入ではピットストップせずコースを走り続けて難なくトップへ浮上。再びのSC導入でコッツォリーノからザウグへステアリングが渡った時点で3番手へ後退しましたが、前の2台は一度もピットストップを実施しておらず、VSRの6号車は実質的にトップを走っている状況でした。
前の2台のピットストップで自的にトップへ浮上し、2番手に約40秒のアドバンテージがあった残り1時間20分の時点で、VSRの6号車のスアリングはザウグからルイスへと託されました。
しかし、残り約1時間を切った時点でまたしてもSC導入となり、約40秒のアドバンテージは一気に消滅。さらに、残り約30分の時点でルイスはタイヤのパンクに見舞われて緊急ピットインを余儀なくされました。VSRのAsLMS初陣は不運に見舞われ、惜しくも3位でチェッカードフラッグとなりました。
なお、AsLMS第2大会は日本の静岡県駿東郡小山町の富士スピードウェイで、12月02~04日に開催されます。
■ケイ・コッツォリーノのコメント
「当初、僕らはAsLMSのレースを楽観視して臨みましたが、トップチームやトップドライバーのレベルはやはり侮れませんね。簡単に勝てるわけではないとあらためて気付かされましたし、ジェントルマン・ドライバーの追い越しも注意が必要でした」
「今回、純粋にこのコースで僕たちのクルマのスピードは、前の2台のフェラーリに敵いませんでした。でも、一時はチームの戦略がうまくハマってトップに立てた。不運に見舞われて勝てませんでしたが、次の富士ではランボルギーニで速さを見せつけます」