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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.06.14 12:30
更新日: 2021.06.14 13:04

マグヌッセン&チップ・ガナッシ、同門対決を制しデトロイトでDPi初優勝/IMSA第4戦

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ル・マン/WEC | マグヌッセン&チップ・ガナッシ、同門対決を制しデトロイトでDPi初優勝/IMSA第4戦

 ピポ・デラーニ/ナッセ組31号車は勝利まで0.573秒届かず2位。3位表彰台はオリバー・ジャービス駆る55号車マツダの追撃を振り切った、10号車アキュラのリッキー・テイラー/フィリペ・アルバカーキ組が手にしている。マツダ・モータースポーツは4位でフィニッシュした。

 地元凱旋のコルベット・レーシングが走らせる2台のシボレー・コルベットC8.RのみがエントリーしたGTLMクラスでは、3号車が序盤にチームメイトの4号車を逆転し、クラス首位に立つも1度目のSC明けに再逆転を許してしまう。

 ポールシッターの4号車はその後、僚機を10秒以上引き離してみせるが、2台はレース終盤にかけてふたたび接近する。リスタート後の超スプリントは0.226秒での決着となり、トミー・ミルナー/ニック・タンディ組4号車が僅かな差で地元での勝利を飾った。

 最多12台での争いが繰り広げられたGTDクラスは、序盤からアクシデントが相次いだ。その中には表彰台圏内を走っていたバッサー・サリバンの12号車レクサスRC F GT3と他車の交錯や同チーム14号車レクサスのパンク、終盤2番手を走っていた96号車BMW M6 GT3(ターナー・モータースポーツ)のストップなどが含まれたが、予選ポールポジションからスタートを切ったカーバーン・ウィズ・ペレグリン・レーシングの39号車アウディR8 LMSは終始レースをリード。後続のアクシデントを尻目にトップチェッカーを受けた。

しかし、39号車アウディはバランス・オブ・パフォーマンス(BoP)に記載されている40秒の最少給油時間よりも早く給油を終えていたことが判明したため、ペナルティを受けることに。これにより優勝が剥奪され、同車のリザルトはクラス最後尾に移動している。
 
 39号車の降格の影響でクラス2位でフィニッシュしたハート・オブ・レーシングチームの23号車アストンマーティン・バンテージGT3が繰り上がりで優勝。同3位となったGRTグラッサー・レーシング・チームの19号車ランボルギーニ・ウラカンGT3 Evoも2位に繰り上がり、4位でフィニッシュしたグラディエント・レーシングの66号車アキュラNSX GT3 Evoが3位となった。
 
 シーズン序盤戦が終了し中盤戦へと入るIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の次戦第5戦はグレン6時間レースだ。3月のセブリング12時間以来、約3カ月ぶりに全5クラスが集う同レースは6月27日、ニューヨーク州のワトキンスグレン・インターナショナルで開催される。

コルベット・レーシングの4号車シボレー・コルベットC8.R(左)
コルベット・レーシングの4号車シボレー・コルベットC8.R(左)
カーバーン・ウィズ・ペレグリン・レーシングの39号車アウディR8 LMS
カーバーン・ウィズ・ペレグリン・レーシングの39号車アウディR8 LMS
ハート・オブ・レーシングチームの23号車アストンマーティン・バンテージGT3
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ウェイン・テイラー・レーシングの10号車アキュラARX-05
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マツダ・モータースポーツの55号車マツダRT24-P
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