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ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.06.22 11:56

小林可夢偉駆るキャデラック含む40台が参戦。マツダのBoPは緩和へ/IMSAワトキンス・グレン6時間

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ル・マン/WEC | 小林可夢偉駆るキャデラック含む40台が参戦。マツダのBoPは緩和へ/IMSAワトキンス・グレン6時間

 6月25〜27日、アメリカ・ニューヨーク州のワトキンス・グレン・インターナショナルにおいて、IMSAウェザーテックスポーツカー選手権第5戦『セーレン・6アワーズ・オブ・グレン(ワトキンス・グレン6時間レース)』が開催される。今季、IMSAの長距離レースにキャデラックで参戦する小林可夢偉が、3カ月ぶりに北米でのレースに臨む。

 6時間で争われる“グレン”は、ウェザーテック選手権の長距離戦で構成される『ミシュラン・エンデュランス・カップ』タイトルのかかる1戦。IMSAではデイトナ24時間、セブリング12時間、プチ・ル・マン(ロード・アトランタ)10時間に次ぐレース距離(時間)となる耐久レースだ。また、第2戦セブリング以来、5クラスすべてがそろってレースが行なわれる。

 なお、イベントのタイトルスポンサーとなっている「セーレン(Sahlen’s)」はニューヨーク州に本拠を置く食肉加工会社である。

 ルーツを辿ると初回開催は1948年という伝統あるワトキンス・グレン6時間レースだが、2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響により、隣接するコネティカット州に位置するライムロック・パーク戦とともにキャンセルに。今年は2年ぶりの開催となる。

 また、今年はカナディアン・タイヤ・モスポート・パーク戦の中止に伴い、その代替レースとなる第6戦が6時間レース翌週の7月1〜2日、同じくグレンで開催されることになっている。2時間40分で争われる第6戦は、第5戦と同様5クラスすべてが出走可能だが、GTDクラスではIMSAウェザーテック・スプリントカップのポイントのみが付与される。

2019年に開催されたワトキンス・グレン6時間レース
2019年に開催されたワトキンス・グレン6時間レース

 IMSAは6月16日、第5戦ワトキンス・グレン6時間レースのエントリーリストを発表。5クラス合計で40台という、開幕戦デイトナ24時間に次ぐ台数が参戦する。内訳はDPiクラス7台、LMP2クラス5台、LMP3が9台、GTLMクラスが5台、GTDクラスが14台となっている。

 1月のデイトナ24時間に参戦後、今季のエンデュランス・カップ全レースへの参戦を表明しているアリー・キャデラック・レーシング48号車キャデラックDPi-V.Rも、第2戦セブリング以来DPiクラスに復帰する。ドライバーはジミー・ジョンソン/小林可夢偉/シモン・パジェノーというラインアップだ。

ジミー・ジョンソンと話し込む小林可夢偉
ジミー・ジョンソンと話し込む小林可夢偉

 また、DPiクラスではウェーレン・エンジニアリング・レーシングの31号車キャデラックDPi-V.R陣営にマイク・コンウェイが、マツダ・モータースポーツ55号車RT24-Pにはジョナサン・ボマリトが、そしてマスタング・サンプリング/JDCミラー・モータースポーツの5号車キャデラックDPi-V.Rにはセバスチャン・ブルデーが、それぞれサードドライバーとして加わる。

 一方でウェイン・テイラー・レーシング10号車とマイヤー・シャンク・レーシング60号車のアキュラARX-05勢、そして前戦デトロイトで優勝を挙げたキャデラック・チップ・ガナッシ・レーシングの01号車キャデラックは3人体制を採らず、レギュラードライバーふたりで長距離レースに挑む。

 GTLMクラスでは、今季はエンデュランス・カップのみにエントリーするBMW M8 GTEの2台が復帰。2台のシボレー・コルベットC8.R、そしてウェザーテック・レーシングの79号車ポルシェ911 RSR-19と刃を交える。79号車の今回のドライバーは、セブリング12時間優勝メンバーである、クーパー・マクニール/マット・キャンベル/マシュー・ジャミネというラインアップだ。

 なお、GTDクラスでは、ドライバー3人体制が必須となっている。

■次のページへ:各クラスのBoP変更とグランドマーシャル

ワトキンス・グレンでBoPの変更を受けることとなったマツダRT24-P
ワトキンス・グレンでBoPの変更を受けることとなったマツダRT24-P

この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

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