レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る

ル・マン/WEC ニュース

投稿日: 2021.08.13 13:49
更新日: 2021.08.15 13:04

ハリウッド俳優も登場。3名全員を変更のチームも【ル・マン24時間テストデー・エントリーリスト&最新情報】

レースを愛してやまないファンの方々へ
autosport web Premiumが登場。

詳細を見る


ル・マン/WEC | ハリウッド俳優も登場。3名全員を変更のチームも【ル・マン24時間テストデー・エントリーリスト&最新情報】

 ACOフランス西部自動車クラブは、8月15日にル・マン24時間サーキット(サルト・サーキット)で開催される第89回ル・マン24時間レースのテストデーに参加する車両/ドライバーが記載されたエントリーリストを8月12日付で更新した。

 翌週のレースウイークにも出場する全62台のマシンが名を連ねているが、いくつかのチームでテストデーにおける追加ドライバーの登録が見られるほか、7月20日付で発表されていた本戦向けのエントリーリストから、この直前のタイミングでドライバーを変更した陣営もある。

 昨年は新型コロナウイルスの影響でレースが9月に延期になったことに伴い、ル・マン恒例のテストデーは実施が見送られていた。8月開催となった今年はレース1週間前の日曜日となる15日に、現地時間9時〜13時、14時〜19時という計9時間のセッションが行なわれる。

 本戦向けの3名に加え、テストデーにおける4人目のドライバーを登録しているのは計7台。ハイパーカークラスのトヨタGAZOO Racingは例年どおり、7号車GR010ハイブリッドにセバスチャン・ブエミを、8号車GR010ハイブリッドにマイク・コンウェイの名前を登録している。なおブエミは、テストデーの週末に開催されるABB FIAフォーミュラE世界選手権のベルリン戦にエントリーしている。

 同じくハイパーカークラスで2台体制となるグリッケンハウス・レーシングでは、同チームが採用する7名のドライバー・プールからル・マン本戦ではラインアップから外れていたグスタボ・メネゼスが、708号車/709号車グリッケンハウス007 LMHの双方でエントリーしている。

 パトリック・デンプシー率いるLMGTEアマクラスのデンプシー・プロトン・レーシング77号車ポルシェ911 RSR-19では、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズにも出場しているハリウッド俳優、マイケル・ファスベンダーがテストデーにエントリーすることが明らかとなった。

 ファスベンダーは昨年、ELMSに旧型911 RSRでデビューを飾り、今季は新型の『-19』モデルで出場するためプロトンに残っていた。

ELMSにプロトン・コンペティションのポルシェ911 RSR-19で参戦しているマイケル・ファスベンダー
ELMSにプロトン・コンペティションのポルシェ911 RSR-19で参戦しているマイケル・ファスベンダー

 このほか第4ドライバーとしては、LMP2クラスのデュケイン・チーム30号車オレカ07・ギブソンにローレンツ・ホラが、LMGTEアマクラスのAFコルセ83号車フェラーリ488 GTE Evo陣営にエマニュエル・コラールが加わる。

■ハリー・ティンクネルがLMGTEアマクラスに出場へ

 また、7月20日付で発表された本戦向けのエントリーリストからの変更点としては、LMGTEプロクラスのAFコルセ52号車フェラーリの第3ドライバーとして、ダビデ・リゴンに代わってサム・バードの名が登録されている。

 LMGTEアマクラスではJMWモータースポーツからエントリーが予定されていたロバート・フォーリーがチーム・プロジェクト1の46号車ポルシェ911 RSR-19へと移り、マックス・ルートが46号車のリストから姿を消している。この変更は、レース本戦でも有効になる予定だ。

 フォーリーの移動によって空いたJMWの66号車フェラーリ488 GTE Evoのシートには、ジョディ・ファニンが収まることとなった。

 レースウイークに向け、もっとも大きな変更があるのはLMGTEアマクラスのプロトン・コンペティション99号車ポルシェで、3名のドライバー全員が変更されることとなった。

 新たに登録されたのはハリー・ティンクネル/ブティコン・インタラプワサク/フロリアン・ラトーレの3人で、以前にリストに記載されていたパトリック・ロング/ジャン・ルカ・ジラウディ/フェリペ・レーザーに取って代わる。土壇場で全ドライバーが変更された理由は、現在のところ明らかになっていない。

 現在、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権でマツダDPiのドライバーを務めているティンクネルにとっては8回目のル・マン出場となり、かつて出場したニッサン(LMP1)、JOTAスポーツ(LMP2)、フォード・チップ・ガナッシ・レーシング、アストンマーティン・レーシング(LMGTEプロ)に続き、4つ目の異なるクラスでル・マンへエントリーすることになる。

 また、青木拓磨が参戦する特別枠のアソシエーション・SRT41では、負傷したフランソワ・エリオーに代わり、フランス人ドライバーのマシュー・ライエが第3ドライバーとしてテストとレースにエントリーすることになった。エリオーの怪我の詳細については、明らかになっていない。

 さらにテストデー向けの第4ドライバーとして、同チームから今季のELMSに青木、ナイジェル・ベイリーと組んで参戦してきたピエール・サンシエナが登録されている。

 ACOが発表しているテストデー向けのフルエントリーリストは、以下のとおりだ。

アソシエーションSRT41の(左から)青木拓磨、フレデリック・ソーセ、ピエール・サンシネナ、ナイジェル・ベイリー
アソシエーションSRT41の(左から)青木拓磨、フレデリック・ソーセ、ピエール・サンシネナ、ナイジェル・ベイリー

■次のページへ:第89回ル・マン24時間レース テストデー エントリーリスト(8月12日発表)


この記事は国内独占契約により 提供の情報をもとに作成しています

関連のニュース

ル・マン/WEC レース結果